化学放射線療法3日目。
今日は朝に点滴の針を刺し直し、一日中シスプラチン投与と副作用予防のための点滴です。
途中で放射線治療にも行きました。
点滴の針はずっと刺したままの予定だったのですが、昨夜の最後の水分の点滴の際に血管が少し怪しくなってしまったため別の血管に変更しました。
右手から左手に変えてもらい格段に過ごしやすくなりました。

これまでの入院では泌尿器科の方々から話を聞くことがほとんどだったのですが、今回は放射線治療もあるため放射線科の方々から色々な話を聞くことができて新鮮です。
放射線科の担当医によると、放射線は上→下、下→上、左下→右上、右上→左下と四方向から当てているようです。
私は片腎なので残された腎機能を損なわないために右の腎臓を極力避けるように計算を頑張ってくれたとのことです。
60Gy照射するので十分根治を目指せると思うと言って下さり心強いです。
また、聞いてみたところ腎盂・尿管癌のリンパ節再発に化学放射線療法を使う人は少ないみたいです。
厳密にリンパ節一箇所のみというのがこの治療の適用される条件ですが、大抵は複数出るとのことで、適用できる再発例はそう多くないようでした。
主治医は「普通にやっている」と言っていましたが、膀胱癌も含めての話のようです。

今日もまだまだ水分の点滴が続きます。
癌細胞たちも気分よく増殖していたところに突然放射線とシスプラチンが来て困っているところでしょうか。
度重なるGC療法の攻撃に耐え、手術からも逃れて、栄養を奪い合っていたライバルの癌細胞やその周りに集まる癌細胞への攻撃に特化したリンパ球たちが病巣ごと切り取られてごっそりいなくなったのをいいことにのびのびと増殖していたのですから、きっと予期せぬ事態にびっくりしていると思います。
少々気の毒ですがこのままいなくなってくれることを願っています。