昨日の記事には沢山のコメントやメッセージありがとうございました。
見ず知らずの私をこれだけ応援して下さる方がいるのかと思うと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

さて、本日化学放射線療法のため入院いたしました。

仕事の電話が多いため今回も個室です。
病棟に入って早々に血液検査をし、放射線治療のための印をつけ直してもらいました。

夕方の回診で主治医による今回の治療の説明がありました。
今回は二人の研修医の先生とチームを組んで担当して下さるそうです。
一人は以前にも担当していただいたことがありますがもう一人は初めての方です。
点滴の針を刺すのが上手い先生であることを祈っています。
放射線治療は30回、計60Gyを照射するそうです。
週5回なので6週間の長丁場になります。
シスプラチンは5日間、毎日2時間かけて投与するとのことです。
前後に吐き気止めや利尿剤や水分の投与があるので一日仕事です。
予め言われていたようにGC療法のday2がそのまま5回もあるようです。
一番憂鬱な日だけが長く続くというのは結構気が重いです。
針はずっと刺したままのようです。
それもまた憂鬱です。

担当の薬剤師さんが説明で回ってきた際に聞いたところ、この病院では膀胱癌で同じシスプラチンによる化学放射線療法をする患者さんは結構いるようですが、症例の少ない腎盂癌はそれほど多くないそうです。
薬剤師さん自身は私で二例目のようでした。

また片腎のためシスプラチンを減薬して行うようです。
よい結果を残せるように頑張ろうと改めて思いました。

看護師さんには今回の治療中の生活のことを色々教えていただきました。
点滴中に放射線治療をするので放射線科まで点滴棒をコロコロしていくそうです。
土日は治療がないため、外出や外泊をすることができるそうです。
またこの化学放射線療法をした患者さん達は抗がん剤の期間以外は通院で行うという人と、全期間入院するという人の二種類がいるそうです。
どちらでも好きな方を選んでいいようです。
私は最初は通院するつもりでしたが、インフルエンザの流行もあり入院に切り替えようかどうか考え中です。

検査や説明の合間合間に仕事の電話をさばいていたら一日があっという間に過ぎてしまいました。
明日から始まる新しい治療が不安で仕方ありませんが、腎盂・尿管癌にとっては「裏メニュー」のような化学放射線療法ですので、見聞きしたことをできるだけご報告できればと思います。
とは言えがんは一人一人が全く違う病気なので、私の治療の記録は「こんな人もいた」くらいの扱いで参照していただければ幸いです。