今日は久しぶりの休日です。
一日中家のこたつで過ごしました。

今日は年賀状を書くと決めていた日です。
毎年年末の繁忙期が一通り終わってから年賀状に取り掛かることにしています。
元旦着ではありませんが、その方が一枚一枚心を込めて書けるからです。

年賀状は印刷ではありますが、下の方にスペースを設けておき、一枚一枚その方に対しての手書きのコメントを入れるようにしています。
今年は「癌」という字を書きすぎてすっかり漢字を覚えてしまいました。
途中から面倒になって「がん」と平仮名で書き始めたのですが、それでは意味が変わってしまうと横を通りかかった家族に指摘されてしまいました。
どうやら「癌」と「がん」では意味が違うようです。
平仮名の「がん」は普通の上皮由来の固形腫瘍と肉腫と血液腫瘍を含んだ広い概念で、漢字の「癌」は普通の上皮由来の固形腫瘍のみを指す狭い概念だそうです。
初めて知りました。
そういえばがんセンターは「がん」センターですね。

今年の年賀状の送り先にはこの一年で名刺交換させていただいたがん関連の方々も増えました。
国立がん研究センターのがん対策情報センターの方々やその活動を通して知り合った方、夏に参加した日本臨床腫瘍学会でお話しさせていただいた方などがいらっしゃいます。
この歳になると新しく知り合う方は仕事やボランティア活動関連で、ある一定の幅に狭まりがちですが、これまで全くご縁のなかった方々と知り合えたのだなと一枚一枚メッセージをしたためながら改めて実感しました。

顧問先の社長さんやそのご家族でこの一年で新しくがんに罹ってしまった方も何人もいらっしゃいます。
病状は人によって大きく異なるので無責任に励ますこともできませんが、言葉を選びながら同じがん患者ならではの励ましや「インフルエンザに気を付けましょう」などのアドバイスなどなどを書きました。

年賀状へのメッセージ記入は一日仕事で大変でしたが、お一人お一人のことを思い出しながらこの一年を振り返るよい機会となりました。
コンピュータ全盛の時代となりなかなかここまでの量の手書きの文字を書く機会がなくなってしまったため手が疲れました。

今年も残すところあとわずか。
新年を迎える準備を着々と進めています。