今年も暮れが近づき、喪中はがきが次々と私の元にも届いています。
今年も沢山の知人や友人、仕事でお付き合いのある方々が亡くなりました。
あれから何か月もたったのだなあと一枚一枚読みながら思い返してしまいます。
何かと忙しい年の瀬ですが、ふと手を止めてその年の死者を思い出し偲ぶ時間でもあるのですね。

天寿を全うされた方から志半ばで病に斃れた方まで多くの方が今年は世を去りました。
がん患者の先輩方も多かったです。
中には亡くなる時までがんを公表されなかった方もいました。
私の通う病院でばったりお会いしたことがある方もいました。
もっと沢山お話を聞けばよかったと、今更ながらに後悔することもあります。

黒と薄墨で印刷されたシンプルなはがきが師走の気忙しい時期に届けられるのは毎年のことですが、こうして命を脅かす病を抱えて日々を過ごす身となって改めて身につまされるものがあります。
私自身はまだまだ喪中はがきを出さずに済むよう頑張りたいです。