分厚い封筒が国立がん研究センターから送られてきました。
応募していた患者・市民パネルに選ばれたようです。

落選された方の分まで頑張りたいです。

エントリー時に患者・市民パネルとしてやりたいことを書かされたのですが、私はがんと就労の問題、特に中小企業の従業員と経営者の領域を扱いたいと書きました。

がんと仕事については既に国立がん研究センターのがん情報サービスがまとまった対策を始めており、患者向けには冊子が発行されています。

しかしこの冊子は大企業の従業員を対象としているのが明かで、中小企業の従業員や自営業者の対策がとても手薄です。
たとえば自営業者が入院中に仕事をどうすればいいかという問いに対して、業務委託や派遣を使えとしか回答していないのです。この回答には我が目を疑いました。実態に則したきめ細かい制度設計が望まれるなかで、あまりよくわかっていない方々が想像だけで作ってしまったら地獄です。
また、我が国は従業員のうち三人に二人は中小企業の従業員です。大企業を前提にした議論では三分の二がこぼれ落ちてしまいます。
中小企業の社長さんたちの最も身近な相談相手、それが税理士です。
がんと就労の議論を税理士会に持って帰り、また税理士たちの専門的な知見をがん界隈に持ち込めればというのが現時点での抱負です。


これから手術にむけてがんリハビリの運動をします。
ラストスパート、頑張ってきます。