いよいよGC療法5クール目のための入院が始まりました。
予定は10日、血液検査の結果によってはもう少し長くなります。
腎盂癌(尿路上皮癌)のGC療法(28日サイクル)のレジメンは次の通り。
day1 ゲムシタビン一回目
day2 シスプラチン
day8 ゲムシタビン二回目
day15 ゲムシタビン三回目
1クール目は21日、それ以降は10日の入院をしています。
最近は抗がん剤治療は通院が中心となっていますが、シスプラチンは副作用が重いため入院治療が必要となるそうです。
入院はいつも個室希望です。
仕事の電話が多く、機密性の高い内容も多いため個室がマストです。
入院中は引継ぎを工夫することで仕事をセーブしていますが、それでも即時対応しなくてはいけない案件がどうしてもでてきてしまいます。
今の時代は便利なもので、ポケットwifiと電話があれば病室が即席オフィスになります。
最近、対がん協会の「ながらワーカー」のプロモーションをよく目にしますが、私は「入院しながら働ける」「抗がん剤点滴しながら働ける」といったところでしょうか。
今回もいつも通り病棟の個室を希望していたのですが、時節柄でしょうか、個室の空きがないそうです。
明日以降空くそうなので、仕方なく第二希望で出していた特別室に初めて入ることになりました。
そこで驚いたのは、圧倒的な格差社会。
見てくださいこの広さ!
クローゼットもこの大きさ。
これまで苦労して持っていくものを選別していたのが無駄な努力だったようです。
大きな冷蔵庫、快適な椅子、デスクもあります。
快適なデスクで今日一日、思い切り仕事ができました。
食事も何だかプレミアムな感じです。メニューは同じですが(笑)
今まで知らなかった世界がそこにはありました。
いつもの個室の倍出せばこの圧倒的な快適さが手に入るとは…。
昨夜からずっと憂鬱で、病院が近づくたびに気持ち悪さが強くなっていたのですが、そんなもやもやが一気に吹き飛びました。
付き添いの妻ともども、格差社会とはこういうことかとしみじみしました。
無事手術までこぎつけたら術後はここの部屋にしたい、とダメ元で妻におねだりしてみました。
返事は考えとくとのことでしたがぜひともそこはお願いしたいところです。
さて、明日から抗がん剤投与。
ゲムシタビン、シスプラチン、大量の水分と三日間ずっと針を刺しっぱなしです。
動作が制限されますが頑張って乗り切りたいです。