本日はBIG4税理士法人についてみていきたいと思います。

私が以前所属していたBIG4税理士法人の話をさせていただきますので、他の法人とは異なる場合もある点、ご了承いただければと思います。

ただ、他ファーム出身の方とお話しする機会もたくさんありましたが、どこも同じような仕事内容・組織形態であるという印象です。

今日の話が今後キャリアを選択する際の一助になれば幸いです。

 

 

 BIG4税理士法人とは

 

税務会計業界でBIG4というと、Deloitte, EY, KPMG, PwCになります。

これらは全世界に巨大なネットワークを持つ組織で、監査法人、税理士法人、弁護士法人、コンサル会社等を各国で展開しております。

BIG4税理士法人の概要は以下の通りです。

 

デロイト トーマツ税理士法人:

代表者:松宮 信也

人員数:1,064名(2021年7月末日現在)

事務所所在地:〒100-8362

東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング

 

EY税理士法人

代表者:蝦名 和博

人員数:779名

事務所所在地:〒100-0006

東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー

 

KPMG税理士法人

代表者:宮原 雄一

人員数:約750名

事務所所在地:〒106-6012

東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー

 

PwC税理士法人

代表者:高島 淳

人員数:約730名

事務所所在地:〒100-0004

東京都千代田区大手町1丁目2番1号Otemachi One タワー

 

 

 クライアントの規模

 

クライアントは上場企業外資系企業がほとんどです。

一部上場企業であれば質・量ともに個人の税理事務所では対応しきれないような仕事の依頼(国際税務や組織再編)があるため、BIG4の独壇場となっております。

 

 

 BIG4税理士法人で働く人の特徴

 

最近は新卒での採用も増えたようですが、以前はほとんどが中途採用でした。

税理士資格については、持っていない人も一定数おりましたので必須ではないですが、3科目以上残した状態で働くことはお勧めしません(仕事がつらいので両立が厳しくなってきます)。

また、BIG4で上り詰めた人は優秀な人が多く、特にパートナーは別格で税法知識だけでなく金融知識や英語などビジネス知識も広く深く知っている必要があります。

基本的にはパートナーが仕事も取ってくるので、毎日本当に忙しそうです。

その分報酬もえげつないですが。

 

 

 英語の使用頻度

 

クライアントに外資系企業が多いので、必然的に使用頻度は高くなります。

基本はメールでのやりとりになりますので、苦手な方でも何とかなります(私も何とかなりました笑)。

英語での会議にはネイティブの同僚に入ってもらうことが多いため、話せなくてもなんとかなります(話せるに越したことはないですが)。

 

 

 仕事面について

 

私がいた部署は時期によりますが、毎日終電近くまで働き、土日も出社し、それでも終わらずタクシーで帰りor徹夜することも月に3~4回ありました。

求められる量は多く、高い質も求められるため本当に大変でしたが、早く税理士としての基礎を築きたかったので環境としては良かったです。

もう昔みたいに若くないので、あの働き方はもう出来ないと思います。。

逆に閑散期は休みは取りやすいです。閑散期の休みを楽しみに頑張るといった感じです。

 

 

 まとめ

 

本日はBIG4についてみてきました。

激務というイメージがあると思いますが、実際とても激務です。

ただ、今は働き方改革でだいぶ変わったと聞きます。

残業時間も制限があるようですし。

 

仕事については求められるレベルが高いので、仕事をしているだけでも自然と力が付いていくのが分かります。

ただ、体力勝負なところもあるので、ある程度年齢がいってくると私みたいに辛くなってくるので、経験するなら若いうちがお勧めです。

このブログがキャリア選択の一助になれば幸いです。

 

最後に、英語の話が出ましたので私が勉強している英語の本を紹介します。

中学高校で習ったような英文法ではなく、より実践向きに書かれており、基礎から勉強するにはイメージがわきやすいのでお勧めの1冊です。