廊下が以上に長く感じる。分娩室のある階まではでっかいエレベーターの乗る。
エレベーターを出ると受付や待合のある一階とは雰囲気がガラッと変わって落ち着いた感じ。
案内されて入った個室はトイレ、シャワー、テレビ、電子レンジ、流しと付き添いの人用の簡易ベッドもあり結構快適な感じ。




トイレ、シャワールームは鍵が無かった。なんでねーんだ?としばらく疑問に思ってから、妊婦に何かあった時の為だと気付く。
ベッドは狭かった。日本人で細身の俺が狭く感じるのなら白人や黒人の旦那には窮屈すぎるんじゃないかな。
嫁はリラックスさせるためのガスを吸引しながらコレ全然効かないと不満顏。
そのままいろいろ準備してくれている看護婦にこれからの流れとかを聞いて行く。医者が一時間おきにこれから診察して、子宮口が開いて破水したらいよいよみたいな。
この時点でなんだか現実感が無くなる俺。まだ朝の八時くらいだったと思う。
医者がすぐに来て嫁の血液検査やら何やら調べて部屋を出て少し歩いたりするように、とアドバイスされる。嫁を連れて個室を出て外を徘徊する。
この階は全部個室で落ち着いた空気が流れている。所々で赤ん坊の鳴き声が聞こえる。俺の赤ちゃんもこんな風に泣けるだろうか。
嫁は点滴を押しながらヨボヨボと歩いていく。大丈夫だろうか、こいつ。
その後一時間ごとに検診を受けて徐々に子宮口が開いていく。度々気分転換と痛みを紛らわせるために歩きに出る。
午後2時位に嫁の妹と従兄弟が応援に駆けつけてくれた。何も食べてない俺にもビッグマックとポテトの差し入れ。
約二十時間ぶりの食事が冷えたビッグマックとポテトとかw
ちなみに今まで食べたマックの中で一番美味かった・・・空腹とはかくも恐ろしきものなり。
午後4時ごろ、子宮口が充分に開き、破水はしてなかったので、医者が破水させる。
本番が始まる。
