糖尿病は、生活習慣病の代表選手のように扱われることが示している通り、糖尿病患者の90%以上の人が、生活習慣が原因の糖尿病と言われています。
原因となった生活習慣には、食生活が大きく関わっているケースがほとんどです。
もちろん、ストレスや不規則な生活、運動不足なども大きく関係しているかもしれません。
でも、一番最初に見直さなければならないのが食生活です。
糖尿病になる人の多くは、栄養バランスを無視した外食などで、カロリーや塩分が高く、野菜の少ない食事内容であることが多く見受けられます。
また、スイーツやスナック菓子などの糖分と脂肪分、カロリーの高いおやつを頻繁に食べている傾向も高いです。男性では、暴飲暴食の傾向があり、一回の飲酒量が多い、または、一週間に飲酒する日数が多い傾向もあるでしょう。
誤解されがちですが、糖尿病の食事療法と言っても、極端にまずい食事を強いられたりするわけではありません。
栄養バランスの整った食事内容で、一日三食を規則正しく摂取し、必要なカロリーをオーバーしないように注意するというだけのことです。
しかし、現代人はたったこれだけのことがなかなか実行できず、生活習慣が乱れることによって糖尿病のような生活習慣病を発症してしまうのです。
外食がどうしても多くなる現代人には難しい面もありますが、食べ過ぎない、栄養バランスのよい食事を摂る、野菜(特に緑黄色野菜)をできるだけ多く摂取する、甘いものや脂肪分の多い食事は控える、塩分控えめの食事を心がけるようにしましょう。