本日も読んでいただきありがとうございます
広島県福山市で料理教室とケータリングサービスをやっています、料理の家庭教師のフレンチシェフ喜多村です。
先日テレビでドラマで【天皇の料理番】を観ました
ドラマの中で、主人公の見習いコックがシェフのような料理を自分も早く作りたくて作りたくて
シェフの大切なレシピを泥棒するんです!
申し訳なくなって見習いコックはレシピをシェフに謝罪して返すのですが、その時のシェフの言葉がすっごく良いんんですよ~
シェフは見習いコックを叱ること無く、シェフへの道を語る姿がかっこよかったです。(気になる方はTBSで一周間は無料で視れますので、検索してみて下さいね)
実は、僕も同じようにレシピを泥棒したことがあるんです・・・
フランスで見習いコックの時に、フランス人シェフのソースを知りたくて作れるようになりたくて(早くシェフとして成長したい一心で)
こっそりとスペシャリティレシピを盗みました!
ランチとディナーの間に休憩時間があるんですが、その時間の間にブルゴーニュの田舎のレストランでしたので、ディジョンマスタードで有名なディジョン(都会)まで
バスで行き、レシピをすべてコピー機でコピーそしてダッシュでレストランへ戻ってレシピを返却
スペシャリティレシピを手に入れて、シェフへ近づいたと嬉しく思っておりましたが、盗んだレシピは盗んだレシピ
自分でコツコツ積み上げたレシピとは違って、なかなか役には立たないんです・・・ここぞという時にはやっぱり自分が経験してきたレシピと技を使いますよね
なので、若かったあの日の気持ちになれるだけのレシピを今でもずっと大切に持っています。
ジョエル・ペローグランシェフ、レシピ盗んでごめんなさい。
日本でキュイジニエやっております、いつの日か貴方に会いに行く日を夢見ています、ありがとうございました。