

慢性疼痛についての医療のネット記事を
見ていました。
そこに書かれていた一文です
「線維筋痛症に対して
今以上の薬物療法はない。
薬物療法もほぼ効果はなく
認知療法などを行うべきだ」
そこに挙げられていた薬物療法の薬は
・SNRI(サインバルタなど)
・プレカバリン (リリカ)
・トレドミン
でした。
それぞれ効果が違うようですが、
線維筋痛症は多数の伝達物質の異常があるため
「これ」と言った治療薬がないそうです。
薬物療法の限界だそうです。
少し古い記事ではありましたが、
プレカバリン以来線維筋痛症に対しての
有効な治療薬は発表されていないので
この記事以来まだ医療の進歩もないのかな?
と思います。
また、別の記事に書かれていたことですが
線維筋痛症は病名でなく症状だという
考え方をする医者もいるようで、
そこには脊椎関節炎・慢性疲労症候群・
その他の慢性疾患が原因であり
線維筋痛症患者には何らかの原因疾患が
ある、と書いてある記事も見ました。
「限界」なんて、医療側から言われると
患者はどうすればいいのか、、。
薬物療法の限界なので、
認知行動療法・非薬物療法である
鍼灸やヨガなどの民間療法で
治療をするべきだ!!
と、医療側が匙を投げているように
思えました。
線維筋痛症は症状で、全ての線維筋痛症患者に
原因疾患があるならそれの特定究明に
是非力を入れてほしいです。
しかし、線維筋痛症と診断されている患者に
もうこれ以上何もできないので
民間療法で完治を目指してください、なんて
いう考えではこれから何も進歩しない
だろうし、
患者の立場として苛立ちを感じます。
沢山の線維筋痛症患者さんの
ブログをいつも拝見しています。
皆さん、明日こそは!という気持ちで
前向きです。
患者が限界を感じる前に
医療が限界を感じてしまっているのなら、
何もしないのは患者でなく医療ですよね。
たったひとつのネット記事です。
医者がみんなそんな考えだとは思いません。
何事も諦めたり限界を感じたり
投げ出したりするのは良くない。
今も沢山の人たちが毎日を乗り切るために
前を向いて生きています。
私は脊椎関節炎と線維筋痛症を合併して
いますが、
脊椎関節炎がわかったのは線維筋痛症と
診断されてから2年半後でした。
線維筋痛症を診断できる医師の少なさ、
それ以上に脊椎関節炎との識別をできる
医師の少なさは今でも問題となっています。
線維筋痛症には原因疾患があるなら
早く皆さんの原因となる病名がわかって
ほしいです。
もし線維筋痛症という単体の病気があるなら
それに対する治療が少しでも早く
進歩しますように。。。