常日頃、私の胸の裡にある考え方として、

 

作品と作家の思想は別、と弁えています。

 

例えば、宮崎駿や石田衣良、故・坂本龍一氏といった左翼系文化人は思想的に相容れませんけれども、

 

「天空の城ラピュタ」や「池袋ウエストゲートパークシリーズ」「戦場のメリークリスマス」といった作品の数々は、

 

どれもみな、不朽の傑作であると絶賛してやみません。

 

しかしながら、物事には限度というものがあります。

 

SNSで居丈高に他者を見下す発言を繰り返し、

 

自らの暴言は棚に上げて、矛先が自分に向けば徹底的に被害者ぶる。

 

あえて実名は挙げませんが、

 

同業者を「駄文書き」と罵りながら、自分が「偽医者」と揶揄されたら誹謗中傷だと主張する医師兼小説家や、

 

自分は無根拠に他者の名誉を貶めておきながら、楯突く者には「証拠を示せ」と嘯く絵描きなんかは、

 

人間性が醜悪すぎて、生理的嫌悪感を抱いてやみません。

 

それゆえ、彼らの作品がどんなに優れたものであろうとも、

 

私自身、一生涯関心を向けることはないと断言します。

 

これは善悪ではなく、個人的な好みの問題。

 

したがって、第三者に同調を強いる意図は毛頭ございません。

 

断じて「誹謗中傷」ではありませんので、悪しからず。

 

 

(2728番目の独白)