以下の前記事で、日本人を「私刑大好き正義マン」と評したところですが、

 

 

 

「人誅」の対象は、なにも法や倫理に反する者とは限りません。

 

こちらもまた、直接引用はしませんけど、

 

いわゆる「産休クッキー」炎上騒動を例に挙げれば、お解りいただけるのではないでしょうか?

 

かいつまんで説明しますと、

 

産休を取得する女性が、

 

職場の同僚に「産休をいただきます」という文言とともに赤ちゃんのイラストが描かれたクッキーを配布したとTwitterに投稿したところ、

 

瞬く間に大炎上メラメラメラメラメラメラ

 

結局、当の本人はアカウントを消す羽目になったんだそうな。

 

火付け人曰く、

 

「自己満足の押しつけ」だの、「煽りスキル高すぎ」だのと、言いたい放題。

 

挙句の果てには、「同僚の好みも聞かないで、勝手にクッキー配るのはけしからん」といったトンデモ発言まで目につく始末で、

 

改めて、日本人の狭量さ加減に、心の底からうんざりしました。

 

実際、私がその場に居合わせた当事者だったら、

 

快くクッキーを受け取って、激励の言葉をかけて差し上げることでしょう。

 

私は、「他人の幸せを妬み、難癖をつけるような」さもしい人間ではありませんので。

 

しかしなんなんですかね。この息苦しい世界線は。

 

少子化問題が喫緊の課題だというのに、

 

世間では「今、自分さえ良ければ構わない」「難しい問題はほかの誰かが解決してくれる」といった、

 

利己主義、他責思考に塗れた厚顔無恥な愚か者ばかり。

 

手に手を取って破滅への道を転げ落ちていく同胞の醜態を鑑みますと、

 

つくづく世も末だと痛感してやみません。



(2726番目の憂慮)