昨日の産経新聞の一面に、こんな記事が載っていました。
東日本大震災1年8カ月 天国のゆいちゃんへ届け はなちゃんの思い
■ひまわりのたね いっぱいもらったから こんどあげるね
「ここに来れば会える…」。東日本大震災で大きな被害を出した宮城県山元町の沿岸部近く。この町に住む岩佐羽奈(はな)ちゃん(7)は毎週日曜日、通っていた幼稚園の献花台を訪れ、津波の犠牲になった親友の「ゆいちゃん」にメッセージを書き続けている。大震災は11日に1年8カ月を迎えるが、小さな心に友達への変わらぬ思いを抱き続けている。
「10・28 ゆいちゃん7さいのおたんじょうびおめでとう ぷれぜんとこんどもってくるね」。献花台のノートに幼い文字が並ぶ。一文一文が目の前の友に語りかけているようだ。
…やばい、これは泣けるわ(ノДT)
昨年の東日本大震災発生以降、毎月11日になると震災関連の報道を多く見かけるのが常となりましたが、
1年8か月もの歳月が流れると、当時の記憶も徐々に風化されつつあるのではないでしょうか。
私自身、あの日は震度6の強震に見舞われ、一時的に家族と音信不通になったり、
三日三晩電気や水道が通らない生活を余儀なくされたりと、大自然の脅威をまざまざと思い知らされたはずが、
完全に日常生活が戻った今となっては、遠い過去の出来事のように思えてなりません。
ですが、東北3県を中心に震災による大津波で自宅を失い、
また大切な人を亡くしてしまった方々の苦悩は、いつまでも消えることはないでしょう。
冒頭のはなちゃんも親友であるゆいちゃんが帰らぬ人となり、今なお悲しみに打ちひしがれているのかもしれません。
本当ならずっと仲良しでいられたはずだと思うと、あまりにも不憫でやるせない気持ちになります。
幸いにも、私は家も親類縁者も友人も、みんな無事でした。
だからといって、あの惨劇は決して他人事ではなく、ずっと忘れてはならないものだと思います。
なにやら、今朝は重苦しいブログになってしまいましたが、
たわむれ民のみなさまも震災の爪痕を記憶に留め、有事への備えを万全にしてください。
震災により犠牲になった方の御冥福と、遺族の方々に明るい未来が訪れることを祈念して、本日の結びとします。
ご精読ありがとうございましたm(__)m