普段、私は産経新聞を購読しているんですが、先日16日付の朝刊にこんな記事がありました。


共感広げる泥臭さ


人気アイドルグループ「AKB48」のファンが投票し、メンバーの人気順が決まる年に1度のイベントが国民的行事ともいわれるようになった。このイベントが「選抜総選挙」と銘打っているように、政治と比べて論じられることもあるAKB48だが、華やかな活動の裏には政治家に見られなくなった泥臭さと地道さがある、評論家の浜野智史(31)は指摘する。(中略)かつて田中角栄は「歩いた家の数しか票は出ない」と言い、竹下登は地元有権者の情報をびっしりと書いたメモ帳を作った。AKB48の熱烈なファンでもある浜野はかつての日本のリーダーが人知れず続けた努力に思いをめぐらせ、「一人一人と愚直に向き合い、支持を広げていく選挙戦略がエンターテインメントの世界で継承されているかのようだ」と語る。(以上、「産経新聞」より抜粋。以下、太字部分同じ)


実際に、メンバーの中には「ファンレターの文言を詳細なメモにまとめて何度も読み返し握手会に臨む」といった努力家もいるそうです。


この王さま、AKBに関してはファンでもアンチでもないニュートラルな立場でありますが、


先般テレビ中継でチラ見した総選挙の模様からは、


確かにメンバーの女の子たちのひたむきな思いはひしひしと感じられました。


ここで、彼女たちのスピーチの一部を抜粋しますと、


大島優子「皆さんが光を浴びさせてくれて花を咲かせることができる。この景色をもう一度見たかった」


渡辺麻友「今まで遠慮して活動していましたが、これからは私たち若い世代が新しい道を切り開いていかないといけない」


柏木由紀「これからは自分の思ったこと、やりたいこと、闘争心もありのままを皆さんに見せていけるような素敵な大人の女性として頑張っていきたい」


高橋みなみ「昨年、努力は必ず報われると言いました。でも、ある方は、努力は報われないと言いました。そうかもしれない。でも、努力をしなきゃ始まりません」


といった具合に、いずれも自分の思いを芯の通った言葉で表現することができています。


まだ二十歳にも満たない少女たちだというのに、見上げたものじゃありませんか。


近年、政治の世界において国政に懸ける意気込みや信念を力強く発信できる政治家がどれほどいたでしょうか。


個人的には、自民党で首相を務めた小泉純一郎、麻生太郎両氏くらいしか思い浮かびません。


民主党政権下では、野党も含め、そんな政治家は皆無ですね。


そもそも、全国紙の一面にこのような記事が掲載されること自体、まったく嘆かわしいことです。


と、ここまでAKB賞賛の言葉を紡いで参りましたが、ある一点において嫌悪感が否めません。


端的に申しますと、


選挙なら、一人一票だろうが(#゚Д゚)ゴルァ!!


AKBのメンバーの純粋な思いや努力は十二分に理解できるのですが、


その背後に、秋元氏による金儲け戦略が垣間見えて、白けてしまうんですよ。


扇情的なプロモーションビデオや、スキャンダルに対する不可解な処遇の差も然り。


私にも可愛い娘がおりますが、こんないかがわしい集団には絶対入れたくありませんねw


A(あきもと)

K(くそったれ)

B(馬鹿にすんじゃねえ)


結局、最後はディスっちゃってゴメンナサイm(__)m