先日、衆議院本会議において消費増税法案が賛成多数で可決し、参議院に送付されました。
一馬力で家計を支える我が家にとって、正直増税はかなりの痛手です。
しかしながら、国家財政の立て直しは喫緊の課題ですし、
問題を先送りしてギリシャの二の舞になるのは絶対に避けなければなりません。
そういう意味で、野田首相の不退転の決意というものは評価されて然るべきではないでしょうか。
ただし、本来増税とセットで論じられるべき景気対策や社会保障問題は棚上げにされたまま。
はじめに増税ありきで将来の展望を描けないのでは、更なる景気の低迷を招き、世相が荒れるのではないかと憂慮しています。
さらに、与党内から57名もの造反者を出すような体たらくでは、心情的にも到底納得できませんね。
そもそも、野放図な政権運営の結果、国家財政を著しく悪化させたのは民主党に他なりませんし、
児童手当の縮減やコスト高を誘発するエネルギー政策など、これまで増税以外にも家計の負担増となる施策が多数実施されてきました。
政権樹立以来、民主党政権が行ってきた政治は、国益を損ねるようなものばかり。
これはまさに、
「自民党がダメだから、とりあえず民主党に任せてみよう」
という安易かつ無責任な民意のなれの果てです。
もはや分裂必至の民主党では、任期満了を待たずに政権が崩壊する可能性が高いでしょう。
自民党前総裁の麻生太郎氏は、首相在任時、
「日本経済は全治3年」
とおっしゃっていましたが、その貴重な3年間は失われてしまいました。
過ぎ去りし歳月はもう戻りません。
この国を取り巻く情勢は一段と悪化し、このマイナスを取り戻すのは容易ではないでしょう。
次期政権には、しっかりと国家の未来像を描き、その実現に向けた政策を粛々と遂行してくれることを切に望みます。
そのためには、我々有権者も来たる総選挙において責任ある一票を投じなければなりませんね。
これを機に、私利私欲で蠢く愚かな政治屋どもは一掃しようではありませんか(*・ω・)ノ
記事の結びに、今回の政治の迷走を受けた国民の嘆き声をお届けしましょう。
ご清覧ありがとうございましたm(__)m