「あやかしの世界にようこそ。読書好きにオススメ!
秋の夜長にじっくり読みたい京極夏彦の長編小説Best3!」
第3位「嗤う伊右衛門」
嗤う伊右衛門 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)/中央公論新社
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お岩さんで有名な「四谷怪談」をリアレンジした古典小説の傑作。寡黙な浪人・民谷伊右衛門とその妻・岩をめぐる愛憎の物語。京極夏彦ファンには、「巷説百物語」のスピンオフ作品としても楽しめますよ。
第2位「前巷説百物語」
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京極夏彦の妖怪小説の代表作。世の恨みつらみを金で請け負い、妖怪の仕業に見せかけ解決する「御行の又市」の活躍を描く。「巷説百物語」シリーズの第四作ですが、時系列的に本作が物語の始まりとなります。続編を読み進めていくと、巨悪の黒幕と対決する展開となり、まるで大作RPGのような壮大な冒険譚を堪能できること請け合いです。
第1位「魍魎の匣」
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相次ぐバラバラ死体、箱の中の少女―昭和初期の東京を舞台に湧き起こる怪事件を描いた本格長編ミステリ。本作は映画や漫画、アニメにまでなったのでご存知の方も多いかもしれませんが、やはり原作小説が断然オススメ。これから京極小説を読んでみようという方に一押しの作品です。
そこはかとなく今さら感が漂う、【再録bestmania】シリーズ第八弾w
先日、京極夏彦氏の「死ねばいいのに」について書評を書いたところ、意外と検索ワードに引っ掛かったもので、
全国津々浦々におわしますなっちファンのため、この記事を捧げようと思った次第であります。
京極小説にまつわる一般的なイメージとしては、
長い、重い、小難しい、といったところでしょうか。
長年、氏の小説を愛読してきた私の立場から申し上げますと、
…まさにそのとおりでございます(笑)
ただし、それだけじゃあありません。
なっちの描く文章は美しく奥ゆかしい日本語の魅力に満ち満ちていて、読めば読むほどに味が出てきます。
京極小説はページの末尾は必ず句点で終わっており、同じ小説でも書籍の形態が変わるたびに再校正が行われているそうで、
これはまさに、氏の日本語に対する強いこだわりを表すエピソードといえるでしょう。
ジャンルとしては、妖怪変化をモチーフにした本格ミステリや時代小説が中心ですが、
コメディやSFタッチの異色作もラインナップされており、読書好きならきっと満足できること請け合いです。
それから、普段あまりお目に掛からないような漢字もたくさん出てきますので、勉強になりますよ(*・ω・)ノ
そんなわけで、最後に漢字の問題です。
「跫」
これはなんと読むでしょう?
詳しくはWebで(笑)