京都府亀岡市、愛知県岡崎市、千葉県館山市―
最近、暴走車が歩道に突っ込み、罪のない子供たちが危険に晒される事故が相次いでいます。
車を運転する以上、誰しも事故を起こす可能性はありますが、
ノーブレーキで歩行者を跳ねるなんて、重大かつ悪質でうっかりミスでは済まされません。
それが、この1か月あまりの間に続けざまに発生するとは俄には信じがたい状況です。
特に、3人の尊い命が失われた亀岡の事故の当事者は、以前にも無免許運転で検挙された前歴があり、
今回もやはり無免許で、なおかつ一睡もしていない状態でハンドルを握っていたという。
これはもう、殺人罪に等しい愚行じゃないでしょうか。
にもかかわらず、現行法上では「自動車運転過失致死」にしか問えず、最長で懲役7年にしかならないそうです。
被害者感情を考えれば、こんな理不尽な法制度は到底納得しがたいことでしょう。
賛否両論あるかと思いますが、私はこのような悪質性の高い事故に関しては厳罰化すべきだと思います。
ただ、それよりも重要なのは、通学路の安全を絶対的に確保すること。
いくら子供たちが交通安全に気をつけていても、暴走車が突っ込んできたらひとたまりもありません。
まずは通学路の危険性を総ざらいした上で、
・歩車道を完全に分離する。
・それが不可能な場所は、通学時間帯の交通規制を強化する。
といった対策を施すのが急務ではないでしょうか。
我が家にも幼い娘がおりますので、決して他人事じゃありません。
このたびの事故で亡くなられた方々の御冥福を心からお祈りするとともに、
もう2度とこのような悲劇が発生しないことを切に願っています。