GPFからのメソメソした気分をちょっとでも変えたくて、
今日はオチのない、しかもしょーもない小ネタを書きます。
現実逃避であり、
気分転換です。
何卒ご容赦くださいませ。
m(__)m
2019.11.21 メ～テレ ドデスカ！より画面撮り
今どきの電子レンジはチンとは鳴かないよｗｗ
11月22日からお茶の間に流れたロッテ「ホットガーナ」のCM「母ごころ」編。
このCMのBGMはユーミンの『ルージュの伝言』でした。
とても有名な歌なので改めて歌詞をご紹介する必要はないと思いますが、
簡単に説明しますと、
夫（もしくは同棲中の彼氏）が浮気をしていて、
不安になった彼女はこっそり彼の母親に告げ口に行く
という内容の歌です。
この曲がリリースされたのは1975年の2月でしたから、
ユーミンがまだ結婚していない21歳の時の作品です。
（ユーミンは1954年1月19日生まれ、結婚は1976年11月29日です）
歌詞の内容からして、
なぜこの歌が「母ごころ編」のCMソングとして採用されたのかは
私などには知る由もないのですが、
その“しっくりこない感”はまあいいです。
ユーミンの曲の中では軽快なイメージのラブソング？ですし、
（たぶん）訴求対象である私たち世代に直球の曲だとプランナーさんは思ったのでしょう。
皆さんはこの歌“あり”ですか？
以前私は『やさしさに包まれたなら』という歌が若い頃は好きではなかったと書きました。
理由は「老舗呉服店のお嬢様として育ったユーミンなら、
小さい頃から何でも願い事は（お金の力で）叶ったよね」
という単なる貧乏人の僻みですｗ
で、今度は『ルージュの伝言』です。
私にとっては、この歌はあり得ないんですよね。
夫（もしくは同棲している彼氏）が浮気してて不安だからといって、
「そうだ！お義母さんに叱ってもらおう！」って発想になります？
私はなりません。
さすがユーミンは生まれながらにして強心臓の女王様！って思いましたよ！（笑）
考えてもみてください。
自分が手塩にかけて育てた息子を（生意気で鼻持ちならない）よその女に奪われ、
挙げ句、
「あの人浮気しているから、お義母さんちょっと言ってやってくださいよ！」
などと言われて、
「あらあらうちの子がいけないことしたのねえ。ごめんなさいね。よーく叱っておくわ」
ってなりますか？
普通の母親はたぶん、
嫁がそんなこと言ってきたら、
「あんたに魅力がないからうちの子がよそ見したんでしょ！もっと自分を磨きなさいよ！」
くらいに思うんじゃないでしょうか？
私は恐ろしくてそんなことお義母さんには絶対に言えません！
（って、こんな風に思い至ったのはこの歳になってからですけどね。若い頃は何も考えずに聴き流していた歌です。でももし私に息子がいて自分が義母の立場だったら、口では「ごめんなさいねえ。浮気なんて許せないわよねえ」って言うと思います。偽善者なんでｗ）
ユーミンはこれを昭和の真っ只中の時代に書いたって、
ホント天才の感性はすごいですね。
高校時代、ユーミン大好きな友人が、
『ユーミンの歌詞解説本』みたいなやつを熱心に読んでいて、
「洗面所の鏡に真っ赤な口紅でアディオスって書いてあるのがパッと想像できるのがすごいんだって！」
ってウキウキ教えてくれたことを今でもはっきり覚えています。
それくらいユーミンの書く歌詞は衝撃度が高いってことですね。
かつてユーミンの歌は
「中級以上の育ちじゃないとわからない世界観」
と音楽ライターに評されていたらしいので、
田舎の農家で生まれ育った私には永遠に理解できない世界の人かもなあとは思っています。
私はどちらかというと中島みゆきみたいに
♪恨みま～す～
ってじめじめ歌い上げる方が好きなんですよね。
ユーミンの作品だったら、
『翳りゆく部屋』
『DESTINY』
『青春のリグレット』
あたりが好きですね。
ド定番ですけど。
念の為申し上げておきますと、
ユーミンのコンサートには5回くらい行ったことがありますし、
（最後に行ったのはもう20年近く前なので、現在のユーミンがどんななのかは残念ながらよく知りませんが）
2012年のデビュー40周年記念ベストアルバム
『日本の恋と、ユーミンと。』
を発売日に買いに行った程度にはファンです（でした）。
ちなみに35年以上ずっと愛し続けているミュージシャンは浜田省吾です。
友人・知人・夫などには散々「ダサい」って言われ続けましたが、
♪Money makes this world crazy～
（金がこの世を狂わせる）
の精神に痺れちゃったんですよね（笑）
（理不尽なこと、不条理なこととどう向き合うべきかっていつも考えています）
(>_<)