日本レスリング協会倫理委、6日開催=伊調パワハラ問題で
 レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨(ALSOK)が、日本協会の栄和人強化本部長から繰り返..........≪続きを読む≫
 
第三者機関で調査実施へ=伊調パワハラ問題で-レスリング協会
 レスリング女子で五輪4連覇を果たした伊調馨(ALSOK)が日本協会の栄和人強化本部長からパワーハ..........≪続きを読む≫
 
 
週刊文春での伊調馨の告白に端を発した公益財団法人日本レスリング協会(以下レスリング協会)強化本部長であり、伊調の師匠である栄和人氏のパワハラ疑惑
 
さらに週刊文春が伊調馨にインタビューするきっかけとなった代理人弁護士を通じてレスリング協会に提出された栄氏から不当な圧力を受けたというA氏=田南部力氏(アテネオリンピック男子フリースタイル55kg級銅メダリスト)、B氏=安達巧氏(バルセロナ五輪男子フリースタイル62kg級日本代表)の告発状で騒動が急速に拡大
 
伊調馨は告発状には関わっていないというものの告発の引き金になった田南部力氏への圧力は伊調馨自身が強く関係していることが問題を複雑にしている
 
当の栄氏は騒動後すぐに報道陣の前に姿を現し疑惑を否定、そして憤りを口にした
 
その後、レスリング協会は疑惑を否定し、栄氏の在籍する至学館大学は栄氏が心身衰弱であると発表
 
栄氏は心身衰弱=至学館大が発表-レスリング
 レスリング女子で五輪4連覇を遂げた伊調馨(ALSOK)が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長か..........≪続きを読む≫
 
伊調のパワハラ問題を報告=心身衰弱の栄氏欠席-レスリング協会
 日本レスリング協会は8日、東京都内で定例理事会を開き、女子で五輪4連覇を遂げた伊調馨(ALSOK..........≪続きを読む≫
 
 
騒動の主役、栄氏は姿を消し、もう一人の主役の伊調馨も沈黙を守っている
 
この騒動の原因であるパワハラ行為=田南部・安達両氏と伊調馨への圧力だが、それを証明するような文書や通話データなどの証拠や第三者の目撃談などは今のところ公開されてない…というかそもそも存在しない?
 
明確な証拠の提示のない告発文、同調者の出ない伊調馨の告白
 
このままだと第三者委員会の調査が適正に行われても事実確認には至らないような気がします
 
まあそもそもレスリング協会幹部が5人中4人入る、というより幹部の中に第三者が1人だけ混ざっただけのなんちゃって第三者委員会なので事実確認などできようはずがありませんが
 
そんな中でまた新しい栄氏の疑惑が発覚
 
それは今年開催のレスリングワールドカップ日本代表選手の選考を私物化してるというもの
 
これについては明確な証拠はありませんが状況証拠はあるのです
 
選考基準は天皇杯=全日本レスリング選手権の1位と2位を中心に20名選出というもの
 
告発状にも栄氏が自身の在籍する至学館大学の生徒=栄氏の教え子をごり押ししているというような記載があるというが、そんなレベルで無い事態が起きている階級があるのだ
 
それは女子65kg級
 
この階級の結果はこう
 
1位  源平彩南  至学館大 
2位  森川美和  安部学院高 
3位  今井海優  自衛隊 
3位  榎本美鈴  環太平洋大 
5位  河内美樹  日体大 
5位  栄  希和   ジェイテクト
 
しかし代表として選出されたのは優勝した源平彩南はともかく1回戦で姿を消した5位の栄希和
 
2018年W杯65kg級日本代表2名
1. 源平彩南 ← 優勝
2. 栄  希和 ←  5位 (1回戦敗退)
 
優勝した源平選手は至学館大学ですが優勝者なので何の問題もありませんが、栄希和は現在はジェイテクト在籍ですが至学館大学レスリング部の卒業生で、告発文にあった栄氏によるゴリ押しの代表選出疑惑の対象の一人に挙げられる選手
 
選考基準を著しく無視して1回戦負けの5位でありながら代表に選出された栄希和は別にこれまでワールドカップで優勝したりオリンピックで金メダルを取ったがたまたま今回だけ不調だったという選手ではない
 
但し60kg級では4年前に一度だけ全日本選手権で優勝経験があるが65kg級では実績が無い
 
しかしレスリングの世界では階級に切り方が突然変わったり、国内で出場している階級がW杯や五輪に無かったりするから自分本来の階級でない大会出ざるを得ないことも多い
 
だが栄希和は過去に65kg級での実績が無いこと、代表選手選考のための大会で1回戦負けしたこと、しかも僅か2ポイントしか取れず出場選手6人中実質最下位と言ってもいい成績だったこと
 
これらを理由に考えれば、栄希和が到底代表入りしていい選手ではないことは明らか
 
過去にW杯優勝や入賞、五輪でのメダル獲得などめざましい実績は無いが将来性をかっての大抜擢というなら、むしろ準優勝した高校生の森川美和を選ぶべきだ
 
いや2020年の東京オリンピックのことを考えれば絶対に森川美和を選出しなければならないはず
 
そうならなかったのは彼女が至学館大学の学生でなく、そして栄和人の娘ではないからだ
 
そう今回不可解な代表選出をされた栄希和は騒動の渦中にある栄和人の先妻の娘なのだ

 
彼女の母は1992年女子世界選手権57kg級金メダリストの坂本涼子
 
離婚後は母方性の坂本を名乗っていたが至学館大学入学を機に父の姓を名乗るようなったという
 
普通に考えたら彼女が今回の結果で日本代表になるなどあり得ないというのが正直なところで、そう考えたら代表選考の実質的な責任者と言っても過言でない強化本部長である栄氏の意向が強く働いたという推測が頭をよぎる
 
ただこれ自体は栄氏ではなくレスリング協会が説明すべきだろう
 
どう考えても納得のいく説明ができるとは到底思えないが
 
もしかするとこの不可解な選考が今回の騒動の引き金の一つになっているかもしれないと思うのです
 
あくまで推測でしかありませんが、今回の騒動は協会内部の権力闘争にうまく利用されはじめてる気もします
 
協会内部の中心は今でも男子選手の関係者で固められてる
 
男子選手でめざましい成績を残した者、男子選手の指導者として実績を残した者
 
女子選手や女子選手の指導者は長く協会の中心には入れなかった
 
しかし現在は栄和人氏と伊調馨の2人が理事に就任
 
正直男子関係者は面白くないのではないかなという印象を持っています(レスリング関係者の知人からそういう話を聞いたこともありますし)
 
そういう輩からしたら今回の騒動は都合がいいものなのかもしれません
 
誤解を恐れずに言わせてもらえば、最終的には目障りな栄氏と初の女性理事の伊調馨に共倒れして欲しいと思っている関係者もいるかもしれないということです
 
今回の告発は一見栄氏だけが標的に見えますが、栄氏だけではなく栄氏を男子も含めた代表選抜に強い権限を持つ強化本部長に抜擢するなど優遇した幹部をも標的にし、栄氏ものとも栄氏寄りの幹部を失脚させる狙いがあるものと思われます
 
つまり今回の告発状提出の根底には日本レスリング協会内での権力争いの側面があるのではないか?

その理由は女子指導者出身の栄氏が強化本部長として男子の日本代表選手選出に大きな発言力を持つことに対して、これまでは「実績があると言ってもそれは所詮女子での話」というスタンスを取ってきた男子関係者の反発と言う側面もあるんじゃないだろうかということ
 
思うに栄和人氏のパワハラ騒動の根っこはこの4つが挙げられるのではないでしょうか?
 
①栄氏と安達氏の現役時代からの因縁(確執?)
②男子勢の関係者と栄氏の対立(男子勢の一方的な反発?あるいは栄氏への反発だけでなく栄氏を強化本部長に抜擢した幹部に対する不信感もある?)
③栄氏と伊調馨二人が理事になるなど女子優遇が目立ち始めた事に対する危機感
④全日本選手権で事実上最下位に終わった栄氏の娘がW杯代表選出されるなど発言力が強まっていることに対する反発と妬み
 
ただ男子勢の関係者たちが田南部氏や安達氏をけしかけたとか、裏で糸を引いているというようなことまでは無いと思います
 
日本相撲協会の問題もあり、公益法人であるレスリング協会にとっては世間の反発を招きかねない不祥事であり、この件については栄氏を守らざるを得ないのはわかりきっているからです
 
今回の件で伊調馨が担ぎ出されたのはことについては、田南部氏が五輪メダリスト、安達氏が五輪代表であっても一般的知名度は皆無であり、普通に告発文を出しても世間を巻き込めないと判断した代理人弁護士の判断によるところが大きいと思われます
 
協会の中心にいる男子勢関係者が自分たちにまで火の粉が飛んでくるような危険な真似はしないでしょうから
 
ただ田南部氏や安達氏が現役としての実績が自分達より劣っていて、そして指導者の実績と言っても所詮は女子での話という気持ちが根底にあって、それが妬みや反発につながっているのではないかというのは容易に想像できます
 
そういう気持ちが根底にあるなら、栄氏の何げない言葉の1つ1つに過敏に反応してしまう、言葉尻を悪く取るようなこともあるでしょう
 
こう書いてしまうと栄氏に非は無いような書き方になりますが、栄氏にも問題は当然あります
 
それが先ほどの別れた奥さんの娘であり至学館大学レスリング部では教え子である栄希和を代表選出されるという意見が他の関係者から仮にあっても、
 
親である前に至学館大学レスリング部の関係者である前に日本レスリング協会強化部長として公平性に鑑み、選考基準を厳密に適用し落選させるべきです
 
それと伊調馨については栄氏独特の指導姿勢に大きな問題がありそうです
 
先ほど来登場している栄希和は先妻との娘で、彼女の母親は栄氏が実業団の京樽レスリング部コーチだった時代の教え子
 
そして現在の妻も元は栄氏のレスリングの教え子です
 
彼は常々自分が指導しているレスリングの女子選手とは全員恋愛関係にあると公言しています
 
もちろんそれは言持ちの上だけの話でそれくらいのめりこんで指導しているという意味だと本人は言うでしょうが、実際問題教え子との結婚を繰り返した栄氏が言うと妙に生々しい
 
そして正直気持ちが悪いww


そしてそのような指導を受け入れる教え子もいれば、疎ましく思う教え子もいるでしょう

 

吉田などは8年間も栄氏の隣室に住んで毎日のように栄氏の奥さまの作った料理を食べているなど、家族ぐるみと言うよりほとんど家族状態だそうです

 

伊調馨パワハラ騒動の栄和人氏 吉田沙保里とは8年間隣室生活

[アメーバニュース]

 

しかしこの記事の中にある栄氏へのインタビューにもある通り、伊調馨は必ずしも栄氏の恋愛関係的な指導を疎ましく思っていた教え子の一人と言うことなのでしょう

 

そして大学卒業後はすぐに栄氏のもとを離れますが、そこは熱血的…いや変態的と言える一方的恋愛関係指導の栄氏ですから、相手が離れたといっても執着して何かと口を出す、接触を求める、自分のもとに帰ってくるよう仕向ける

 

あるいは相手にそう受け止められても仕方ないのない言動があったのだと思います

 

それらの行為に対する伊調馨の反発、そして田南部氏や安達氏の栄氏への反発、女子の指導者出身でありながらこのままいけば協会会長にまでのぼり詰めかねない栄氏への男子関係者たちの妬み

 

そういうものが合わさって、積み重なって問題が修復不能なところまで来てしまった結果が今回のパワハラ騒動ということでしょう

 

面倒なのは個人トラブル的な伊調馨や田南部氏や安達氏との関係と一部関係者の栄氏への敵愾心が幾重にも重なっているところに、そして昨今のパワハラ許すまじという世間の風潮を利用しよう、乗っかろうという代理人弁護士の思惑も加わり、問題解決を困難にしています

 

まあ取ってつけたようなお飾りに等しいなんちゃって第三者委員会の調査でどうこうできる問題ではないでしょうね

 

それにしても、昨年から続く日本相撲協会の問題といい、この日本レスリング協会の問題といい、世界にもニュースとして配信される話なので日本人として大変恥ずかしい限り


 

どちらも終わりが全く見えない状況ですが、日本人として恥ずかしくなるようなこれらの騒動を主管官庁である文部科学省や内閣府が協会内部にまで踏み込んでもらって強権発動による早期解決を図るようお願いしたい

 

というか主管官庁である彼らにはそれをする、いやそれをしなければならない責任あるのだから早急に強権発動による実態把握と問題解決を図れと言いたい

 

誰でもいいから1日も早くこういう不愉快極まりない話題がテレビに流れないようなんとかしてくれ!