これは2016年5月12日のブログだが、オカダ・カズチカとSANADAのIWGP戦の実現はこの時点で想像できなかった
一応前哨戦では、SANADAとスカルエンド(胴締め式ドラゴンスリーパー)に苦手意識があるというあおりをして、盛り上げを図ってはいたがこの試合を見る限りでは前半余裕を持ってオカダが一通りSANADAの持ち技を全て受けて見せて、最終的にはSANADAは途中でスタミナ切れ
終わってみればオカダが文句のつけようのない圧勝、完勝
素人目にもSANADAはまだまだオカダに届かないことは火を見るより明らか
それくらいこの時点2人には目に見える歴然たる実力差があったから
オカダはこの試合の後、ファンの俺から見ても状況的に不利と思われた内藤哲也との早すぎルリマッチを制しベルトを奪還した
ゼツリンダー「オカダ・カズチカが内藤哲也に雪辱果たしIWGP王座奪還!CAOSもLIJに倍返しの3番勝負全勝!」
そして今年に1月4日の東京ドームでの同じく内藤哲也とのIWGPを再び制して、EVILから続く3戦連続のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢とのタイトル戦、SANADAを昨日迎えた
正直G1でオカダを破ったEVILはともかく、内藤戦をクリアした後のSANADAとのタイトル戦は「?」と思わざるを得なかった
SANADAの身体能力とセンス、潜在能力は認めるがIWGPヘビーに挑戦する資格となる実績があると今は思えない
能力だけで挑戦できるタイトルだとは思わないからだ
結果的にはSANADAは30分以上粘る大善戦を見せたもののまたしても完敗
前半好きなように攻めさせて「あげた」オカダが余裕を持ってSANADA得意の攻撃を一通り受け切ったのち、スタミナで大きく勝る優位性をもってたっぷり時間をかけて料理した
オカダがSANADAの挑戦を退けV10達成 記録よりもIWGPへ強い思い入れ示す/スポーツナビ(高木裕美)
【写真:SHUHEI YOKOTA】 ※スポーツナビより引用
これでは2年前の初対戦とあまり変わっていない気がする
少しはSANADAもスタミナがついて当時より強くなっているが、それを上回るスピードでオカダの方が強くなっている
結果的には30分超やったんだけど、この二人の差がそれほど縮まったかというと恐らくそうでもない気がする
むしろ2人の差は広がった気さえする
果たしてこの2人が再びIWGPを賭けて戦う日が来るかと聞かれたら、たぶんもう無いんじゃないかな
これでオカダに3連敗を喫したLIJの今後は失速となるのか?
先ほどのオカダとのリターンマッチに内藤が敗れてからだとオカダとのタイトルマッチに4連敗だけに普通に考えると解散の選択肢も出てきてしかるべき状況
入場時の花火やレーザー光線、PVや入場コスチュームなどを見ればLIJは反体制ではなく、単なるなんちゃって反体制な明らか
だが、今のプロレスファンにはそれがわからないらしくいまだに人気は圧倒的なのは昭和のプロレスファンである俺にはどうにも理解に苦しむ
会社に推されてる反体制グループという不良キャラのジャニーズアイドルみたいな滑稽さにどうして気づけないのか不思議で仕方ない
どう考えても致命的なタイトルマッチ4連敗を喫しながら、新日本プロレスという会社はLIJの人気が落ちない限りはこのままの状況でいくことにしたようだが、本当にそれでいいのだろうか?
普通に考えるとこのままという訳にはいかないはずなのだが、どうもLIJメンバーもLIJファンも能天気で危機感が足りないようだ
個人的にはEVILかSANADAには仲良しこよし集団のLIJから離脱してほしい
いつまでも内藤哲也の子分扱いでいいのか?と自分で思わないとしたら、これからの先行きはあまり明るくないと言わざるを得ないし
いずれにしても、ゴールデンラヴァーズ再結成もあるようで、今後何かしらの再編成がありそうな新日本プロレスの今後に注目したい