飛び降りろ 教師 強く反省 / FNNニュース

まずはじめに誤解のないように書いておくが、今回の件でこの教師は絶対許されないことをした

反省して済むような問題ではないし、教育指導の範囲を著しく逸脱した犯罪行為に等しい行為だ

だから、単なる懲戒処分でなく今後の戒めとして一生戻ってこれないようにしないといけない

よくほとぼりが冷めた頃に別の市町村で何事も無かったのように再び教鞭を取っているようなことがある

そのようなことが無いよう所沢市の教育委員会には徹底してもらいたい


ただし、それはそれとして本当の意味で再発防止につとめるためには、ここに至るまでに一体何があったのか?

被害児童にどんな問題行動があり、それに対して本来はどう対処すべきだったのかという視点がないといけない

今のところ、それがまるで見えてこない

とりあえず、掃除の時間に他の子と遊んでいてこの児童だけ髪の毛を引っ張り背中を蹴り怪我をさせたという事実だけは見えている

これが単なる教師の好き嫌い、あるいはストレス発散のはけ口にたまたまこの児童が選ばれただけというなら話は別だ

だが、正直なところこの掃除の時間の話に至るまでにいろいろあって、だからこの児童にだけ怒りの矛先が向いたとしか思えない

であるなら、ここに至るまでに必ず被害児童に相応の問題行動があり、それに対し再三の注意なり指導があったはずだ

たぶん大体の人は今回のことでかなり大きなショックを受けたのだから、もうそこは言わなくていいじゃないかと流してしまおうとするのではないか?

果たしてそれは本当にこの被害児童の今後の人生のためになることなんだろうか?

一番不幸なのは、これほどの事態に至るほどの問題行動があったにも関わらず、これから先この児童が教師たちからアンタッチャブルな存在として扱われることではないのか?

今回のことでこの児童にはもちろん心のケアは必要だ 

だが、同時になぜこういうことになったのか、そこに至るまでに児童にどんな問題行動があったか、その問題行動に本来どういう指導をすべきだったのかという検証が絶対に必要だ

教師を一方的に攻撃するのは簡単なことだが、児童の行動にも正すべきところがあれば教師なり親なりがきちんと正していかなければならない

今の、あ~〇〇ちゃんかわいそかわいそ、の状態のままでは、何が悪いことで何がしてはいけないことなのかを学ぶ機会を失ってしまいかねない

果たしてただただ同情することが教育か?否、例え辛いことでもいけないものいけないと教えてあげることが教育ではないのか?

今一番心配なのはこの児童が自分は許されたのだからとこれまでと同じ問題行動を続ける、あるいはエスカレートしても教師が手を出せなくなること

それがこの児童にとって一番不幸なことだと思うのだが、そんな風に考えるのは俺だけだろうか?