「日本郵便は優遇されすぎ」 ヤマトの意見広告を81%が支持
http://news.line.me/issue/economic/e90100963b09

先月ヤマト運輸が全国51紙に一斉に行った、日本政府が日本郵便へ行っている税制上の優遇措置などを批判する意見広告。



これは日本郵便に対する批判というより、完全に政府批判だ。

日本郵便は現在株式上場もしている民間企業だ。

にも関わらず我が日本という国の郵政事業を、郵政省時代と変わることなく一手に担っている。

だから、この意見広告に対して、日本郵便を優遇するのは当たり前だという批判もあるという。

だが、それなら批判はヤマト運輸にではなく、国の郵政事業を株式上場している民間企業にやらせている政府に向けるべきだ。

そもそも国の郵政事業を民営化するなど馬鹿げている。

日本郵便は慢性的な赤字体質で、収入の大半はグループ企業のゆうちょ銀行とかんぽ生命からの手数料収入で、この2社からの収入で赤字を隠しているに過ぎず、とても株式上場できる企業ではない。

そんな破綻寸前の会社を国の圧力で無理矢理株式上場し、国民を騙して金を吸い上げ赤字の補填に充てる。

それが郵政民営化だ。

ヤマト運輸の言い分が正しいか間違っているかではない。

日本郵便への優遇を是正するのではなく、郵政民営化という国家ぐるみの詐欺まがいの異常な状況こそなんとかすべき問題だと思う。