実はこの記事を見てすぐにすごく気になったことがある。

たぶん普通の人はそこ?そこ気になると思うかもしれないんだが。

もちろん一番気にすべきは被害女児のご冥福をお祈りすることです。

本当に気の毒の一語に尽きる。ただただご冥福をお祈りするばかりです。

で、一体何が気になったのかという話ですが、そもそも記事の見出しには死亡事件と書いているが、そんな言葉があるんだろうか?ということです。

正確には死亡事故、そうこれは事故なのではないだろうか?

容疑はあくまでも傷害致死であって、決して殺人ではない。

記事中には確かに傷害致死容疑と書いている。

しかし、いかにも殺人とミスリードを誘い興味を引こうという意図が伺える…気がする。

事故では人の興味は引けない、事件でなければ!

そう思いながら書いているのではないかという気がしてならない。

実はおじさんも見出しだけ見て、すぐにまた殺人と思った一人。

だから、余計にそう思うだけなのかもしれないが。

話が本題から逸れたが、ここで一度、事の経緯をかなりはしょって書いておこう。

今年の3月、東京都杉並区のバロウズ・リチャード容疑者(36歳、オーストラリア国籍)の住むアパートで、当時1歳2カ月だった長女伊藤里愛菜シドニーちゃんが死亡。

死亡した長女の遺体には、日常的に虐待を受けていた形跡などは一切なかった。

しかし、司法解剖の結果、頭を強く揺さぶられ脳などが傷つく「揺さぶられ症候群」が死亡につながったという鑑定結果が出ていた。



その後、警視庁では慎重な捜査の結果、バロウズ容疑者が長女の身体を強く揺さぶり、硬膜下出血などの傷害を負わせ、死に至らしめたと判断、今月13日に逮捕した。

バロウズ容疑者は警視庁の調べに対し、一貫して容疑を否認。

「強く揺さぶってない。ケガもさせていない」と供述しているという。

警察も時事通信もいかにもクロ確定と言いたそう。

でも正直これで公判を維持できるか言えばどうだろう?

個人的には相当微妙な気がする。

遺棄致死である以上、事故扱いで公判を維持しないといけない。

本来、被害女児の身体に虐待の跡がない以上、傷害致死はおろかそもそも傷害だって問えるかどうかギリギリのラインではないか。

きっとバロウズ容疑者は公判に入っても終始一貫して容疑を否認し続けるだろう。

警視庁の唯一の命綱は揺さぶられ症候群が死亡につながったという鑑定結果。

だが、これもたぶん断定はしておらず、おそらく揺さぶられ症候群に見られる特徴が見て取れるぐらいのニュアンスなのではないかと思う。

なぜなら完全に断言されていたら、遅くとも翌月には容疑者逮捕に至っていたはずで、少なくとも事故発生から7ヵ月後に逮捕なんて事態にはなっていなかったはずだ。

もしかしたら容疑者は強い力で揺すったのかもしれない。

だが、それは本人の意識するところでなかったかもしれないし、どの程度の力だったかは司法解剖でも判断できないだろう。

裁判員裁判にでもなれば、容疑者が一貫して容疑を強く否定していること、弁護士は全力で情状酌量を訴えるだろうことから考えて、無罪はほぼ確実と思われる。

きっと、よほどの新事実でも出てこない限りは、公判を維持することすら危うく、最後は警視庁の勇み足で終わる。

なんてところが落としどころなんじゃないかと思う。

父親である容疑者が罪を問われればいいとは思わない。

だけど、なんともやりきれない事件だ。

容疑者には、実子殺しという汚名を着せられているので怒って当然だ。

でも、一方で仮にどの程度の揺すり方だったかわからないが、強く揺すったことが死亡原因なのは明らかなのだから、もう少し真摯にその事実を受け入れられないのかなという思いもある。

今はただ変な方向に話がこじれることなく、みんなで亡くなった里愛菜シドニーちゃんのご冥福をお祈りできるといいなぁ~。

そう思うばかりです。


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