ハイアーザンザサン~Higher than the sun~第二回本公演

『となりのとむらい』を観劇してきました。

 

と、その前に

このブログを更新するのが1年以上ぶりで自分でもビックリしたんだけども

今回観劇した舞台に出演していた神谷美咲さんに会うのも1年以上ぶりでした…

 

長崎で一回りも、二回りも成長した(←すぐ偉そうなことを言う)“女優”みさきちに再会するのも

めっちゃ楽しみにしてたわけでして♪

 

 

話を戻しますが、ハイアーザンザサンの公演を観させていただくのは初めてだったけど

事前に拝見してたフライヤーから、それとなく伝わる“結構やります”感みたいなもので

お芝居の内容を詳しく知る前から既に楽しみにだったりしましてね。

 

「とむらい」というタイトルから“死”に対する何かしらのメッセージは感じていたけど

そこにどうアプローチするのかはまったく予想していなかった。

 

観に行ける日が千穐楽までなくて、でも1回だけだと拾いきれない伏線もあるし

どうにか席も予約できそうだったのでマチソワしました。

そして結果的には大正解だったわけで。

キャストも“A葬”と“B葬”のダブルだったし、演出もいろいろ違ってたし。

 

個人的にはB葬の脚本中に突如出現するWickedの『ポピュラー』がジワったw

キャラクター設定では全然グリンダっぽくないのに、なぜかしっくりくるという。

 

あと、日高マナブ役の大崎さんが、どことなく『夢醒め』メソ役の藤原大輔さんに似ていて

キャラクター設定も、その末路もなんとなく近いものを感じたような…

 

 

あらすじを書く自信はないので、観た人しかピンとこないかもしれないのですが

その辺はどうにかこうにかご了承を。。。

 

葬儀屋、花屋、グリーフケア、刑事、またそれぞれの従業員、家族、恋人、同級生が

複雑に絡み合う中で“命”と“死”についてのあり方、解釈、それぞれの思いが交錯する。

言葉で伝えきれなかった思いの中に誤解が生まれたり

予期しない時に突然訪れる永遠の別れがあったり。

 

僕自身も3年前に父を亡くし、こんなにも早く家族を失うなんて思ってもいなかったから

1年やそこらじゃ状況を飲み込むこともできなかった。

ただ、あれ以来確かに“命”に対する向き合い方が変わったし

“死”に対する理解も変わった気がする。

だから余計に今回のお芝居は観ていて心に刺さった。

 

 

本編は単純な時間軸の上を進むのではなく

ある事象や人物に関する回想や布石となるできごとが

転換を挟まずに舞台上でシームレスに繰り広げられるんだけど

役者さんの表情や口調、照明の色まで変わることで

観ている側も混乱することなく、すんなり理解できた。

その点でも、すごく細かく作りこまれた脚本だなぁって思った。

 

四季の『夢醒め』で言うところの、ピコが配達人の仲介でマコに出会ったとき

マコがどうして死んでしまったのか説明するシーンで

配達人の「これがマコの物語だ」の後にマコへの照明が膝より下までの全身に当たって

生身の人間だった頃のシーンになるような、あの感覚。

 

そういう意味では、前半に伏線を張ってそれを後半に全部集める…というわけでもなく

シーンによっては結末が先に来て、後から過去に遡るという手法もあって面白かった。

 

個人的に好きなシーンはですね、お花屋さんで面倒な客がバイトリーダーに絡むところですピンクハート

あんな面倒な客に絡まれてみたい←

 

 

本編を通して、どの役も重要な人物ばかりではあるんですが

特に難易度が高そうに感じたのが、グリーフケアで働く須崎ユミ役。

同級生の敦士を容赦なく、でもどことなく優しく指導(?)してあげたり

いじめられっ子の後輩マナブには作り物ではない優しさで接したり

グリーフケアの仕事では遺族に寄り添う…を超えて感情移入したり

それでいて時系列の行き違いで、社会人だったり高校生だったり

隼人の死を巡る刑事と沙織、宏とのやりとりでは涙を流しながら見守っていたり。。。

 

CATSでいうところの(←すぐ四季に例えたがる)ジェミマに似てると思った。

ジェリロの妹だったり、グリザを罵倒したり、タガーに甘えたり

すごく器用な女優さんじゃないと務まらない配役猫

 

 

たまたまピンポイントでユミ役のこと書きましたが

ホントにどの役もすごく良くて感動しました。

 

 

隼人が死ぬ前に花屋の奏人だけに語った本音

死から10年後に届いたマナブからの手紙と、敦士の後悔

浩美の死の真相を知るのが遅すぎた奏人と、浩美の母の後悔

 

なんか今こうして書いてても泣きそうなんですが

観劇中は何度も涙が頬を伝って、早くハンカチで目頭を押さえたくて

暗転してくれるのをどれだけ望んだことか。。。

それも初見より2回目のほうが我慢できないんですよね。

 

役者さんたちも、みんな涙をボロボロこぼしながら演技していて

本気度がビシビシ伝わってきました。

そりゃ観る側だって本気で観ないわけにはいかないさ!

 

浩美役の美咲さんは、過去の作品では踊りがメインだったり

コミカルな台詞が多かったり、シリアスでも静かなシーンの印象が強いんだけど

今回は場の空気が張り詰めるような魂の叫びのような台詞があって

なんだか初めて見る美咲さんの新たな一面に感じました。

ダンサーでもあるけど、女優ですね、女優。

 

 

カテコでも皆さん顔は笑いつつも、目は真っ赤だったりして

それがまたこちら側のもらい泣きを誘うんです…

 

 

 

なんだか過去最高にとっ散らかった感想になってしまいました。

作品を観ていない人にはまったく感動が伝わらないような気がするけど

もう自分への備忘録だと思って割り切ろう!

 

 

『となりのとむらい』

 

すごく素敵な作品でした。

『西遊伝』vol.12を観てきました♪
この劇団と出会ったのは、昨年10月に上演された
vol.10~福島の妖怪!?~なので、思ったより日が浅いんです。
しかし随分長いお付き合いにも思えますね。
 
 
同じ公演中リピートするほど面白さが増すのは知ってるから
今回も出来ればリピートしたかったんですが
都合により残念ながら千穐楽のみの観劇となってしまいました。
 
にもかかわらず最前線ドセンに座るやつ。
赤い人の妖力に引き寄せられたに違いない…
 
恒例の(?)前説では撮影OKとのことだったので
座席位置の威力を最大限発揮してカシャカシャ。
(次からは一眼レフ持って行こうかな…)
 
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団長演じる三蔵法子さんと、我らが紅孩児様を早くも拝む。
 
西遊伝は毎回いろいろ趣向を凝らした演出で
初見でも十分に楽しいお芝居なんですが
シリーズとして続けて観るとより楽しめるんですよ。
 
そして今回もまた前作の茨城編や前々作の福島編を
観てたおかげで納得できた演出、カメオ出演もあった。
 
 
さて、また徒然と小生意気に感想を書いていきますが
ストーリーも絡めて書くので、今月22日の気仙沼公演を
観劇予定の方はネタバレ注意です。
 
☆チームしか観れなかったので♡チームはごめんなさい…
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
オープニングの回想シーン(かな?)で
福島編に出演されてた赤岩かほさん演じる亀姫がチラ出して
最前線で一人静かにテンションちょい上げ↑
かっこ姫!
 
最初のシーンは氷条イリヤさん演じる白い人…もとい
善財童子(元・赤い人;紅孩児)の部屋で
たま子さんが紅茶を強要勧められる所から入るんだが
これは茨城編を観てないと飲み込みに時間がかかるかな?
 
前回、善財童子を初めて観たときは
「絶対裏があるに違いない!」って、今思えばかなり失礼な
邪推をしてたわけだが、普通に良い人だ。
 
しかし、たま子の心境の変化には最後まで気付けなかった…
 
 
シリーズごとにキャストが入れ替わるのも楽しみのひとつで
今回も孫悟空美と佐川沙都美という主要メンバーが
お初にお目にかかる方だったが
やはり両役とも新たな一面が見られた。
といっても過去の作品を覆されるようなことは決してなくて
そこは台本と演出が行き届いているせいか
しっかりとキャラクター設定はブレないままに
役者さんの個性が出てる感じ。
悟空美役の安田果歩さんは今まで見てきた悟空美のイメージを
わりとそのまま映し出してる感じ。
茨城編から引きずってるトラウマもキャラそのもの。
 
沙都美役のながいみほさんは美意識が高く
まとめ役のお姉さんというよりは
自分の価値を高めたいタイプの沙都美に見えた。
その分、終盤の自虐的な台詞が生きてくる。
 
 
三蔵法子、紅孩児、黒子丸は言わずもがな。
黒子丸役はもはや奈古あゆ未さんの所有物なのでは??説。
個人的には、役柄とご本人のキャラクターのギャップを
一番感じる役者さんだ。
イケメンでとにかく悪い空気の黒子丸から一変
オフステージで話してると、ほんとに素晴らしい方で
座組のみんなが全幅の信頼を寄せてるのも伝わってくる。
 
 
紅孩児様については、氷条イリヤさん演じる…というより
「善財童子役の紅孩児さん」と言いたい。
もはやご本人という認識。
宮城編では“俺様”な部分と、優しさと正義感が伝わる部分が
ほどよいバランスで現れてくれたのが嬉しかった。
 
 
赤岩かほさんは今回おっかな役ということで
過去作品登場キャラながら本人は初めて演じるとのこと。
福島編の長壁姫を観たときに感じたように
彼女の存在感は舞台を締める力を持っているので
この宮城編でのおっかなも適役だと思う。
何と言ったらいいのか、こう、説得力のようなものを持ってる。
そうなると逆班の太上老君も見てみたかったけど
物販ゴリ押しのブロマイドで我慢w
 
 
天月役を演じる彩夜さんが個人的に一番印象深かったかな。
朗読劇では何度か観させて(聴かせて?)いただいたけど
西遊伝の舞台では、山形編を生で観ていないので初めて。
朗読劇ではわりと男性役を演じることが多い気がしてて
そのシリアスな少年声がすごく好き。
以前この西遊伝にスタッフさんとして参加されてたときも
当時まだ一度しかお会いしてなくて顔もはっきり覚えてないのに
声を聞いてすぐに本人だと分かったくらい。
今回はガラリとイメージが変わって、花魁風の艶っぽい声と
妖艶な表情と指先の仕草に思わず気持ちが前のめりになった。
そして裏に秘めた怖さね…
 
 
猪木ハッカ役の蒼木瞳さんは、福島編のブログにも書いたけど
ほんと声がいいんだ。
客席まで真っ直ぐ伝わってくる。
彼女が演じるハッカさんが自分の中ではデフォルト認識。
福島編ほど独走シーンがなかったのが少し物足りないけど
とにかくあの声のおかげでストーリーがすんなり入ってくる。
 
 
たま子役のますだゆりさんは、前回の茨城編でもそうだし
他の劇団の舞台や、またある時は客席で観客同士としても
何度いお会いしてるんだが
たま子の、強いながらも不器用な人間味のある役柄が
段々まっすー本人の色に染まってきた感じがした。
 
 
金角役のあげいしまりさん、銀角役の藍追悠さんは
お二人とも役柄上メイクが独特だったんだけど見覚えがあって
帰り道で思い出したんだけど、未来劇団エレイザで拝見してた。
適役(三蔵たち)との対峙、兄という宿命、弟という宿命
天月をめぐる兄弟同士の葛藤。
観てるだけでも、役作りとか心境の変化とか
演じるのが大変そうだなぁ…って思った。
 
 
フカ役の縁糸さんもまた体力勝負な役どころだったかと。
ひたすら戦うし、心を操られてるし、言葉も話せないし
表現としてはそういうのが一番難しいんじゃないかと。
あと今回の舞台が宮城県気仙沼市であることを
劇中にしっかり思い出させてくれるので実はとても大事な役だ。
 
 
西遊伝もvol.12となり、殺陣が今まで以上に高度で激しい。
演者さんたちに大きな怪我がなく
東京千穐楽を迎えられたのが何よりだ。
 
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劇中とカーテンコールには気仙沼のゆるキャラ
ホヤぼーや君も登場!
現地の観光PRキャラが初舞台を踏むということは
西遊伝も来る所まで来たっていう感じだし
吉川団長をはじめとする皆さんが大事に育ててきた結果ですね。
 
☆★☆★☆★☆★
 
西遊伝というと、三蔵さん御一行のコミカルなやりとりや
名探偵コナン並みにいつも現れる悪役との対峙
そしてご当地妖怪や名産品・特産品の折り込み。
 
今回はそれに加えて大きな、大きなメッセージがあった。
気仙沼を舞台にした所以があった。
 
 
舞台に登場する金角が手に取る瓢箪の紅葫蘆は
蓋を開けて名前を呼ぶと、返事をした人は吸い込まれてしまう。
 
劇中しばらくの間、妖力を持った武器…程度に思っていたけど
途中でそこに秘められた意味に気付いた。
 
太上老君の
「神様だからこそ、人間の命を救うことが出来ん…」
まるで自然の摂理に逆らうことは出来ないと諭すような言葉と
別のシーンで、誰だったか忘れてしまったけど
「吸い込まれてしまった人たちを返せ!」
という悲痛な叫びに図らずも涙がこみ上げてきた。
 
一方で最後には三蔵さんの“独り言”にも救われた。
 
「人は二度死ぬと言われています。
 一度目は魂が肉体を失ったとき。
 そして二度目は、遺された人たちに忘れられてしまったとき。」
※一度聞いただけのうろ覚えなので台詞の細かい違いはご容赦いただきたい
 
この言葉で、物語としても、そして個人的にも救われた。
遺された自分もずっと忘れないでいたい。
忘れられるはずもないけど。
自分の血の半分は彼から貰ったのだから。
 
☆★☆★☆★☆★
 
この舞台を気仙沼で上演するということは
もの凄く勇気の要ることで
もの凄く意義のあることだと思う。
 
気仙沼公演の成功を心から祈ります。
 
 
自身、気仙沼に初めて訪れたのは大学の卒業旅行だった。
もう十数年も前か…
 
カモメも凍えそうな北の外れの竜飛岬から
津軽海峡の冬景色を眺めつつ三陸海岸に沿って南下。
道中では陸前高田、大船渡、そして気仙沼と
当時はまだ聞きなれない地を巡ってきた。
気仙沼漁港にも立ち寄って、市場を見たりランチしたり。
現地の人々の温かさにも触れた。
 
 
二度目の訪問は昨年の10月
敬愛するSHAKALABBITSや、激アツなORESKABANDも出演した
気仙沼サンマフェスティバルを見に。
そして暴れに。
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現地ではこれまでの人生で一番美味しいサンマを頂いた。
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そのフェス会場で出会ったのがホヤぼーや。
まさかこんな形で再会出来るとはね!
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☆★☆★☆★☆★
 
気仙沼にはもっと早く行くべきだったと悔やんでるけど
復興を遂げつつある現地の方々の力強さを感じた。
これからも自分に出来ることをやっていこうと心に誓った。
 
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☆★☆★☆★☆★

 
そういうわけで
『西遊伝vol.12~宮城の妖怪!?~』は
深くて、悲しくて、楽しくて、面白い。
 
終演後はいつもだいたい役の抜け切ってない演者さんたちから
ノープランで無茶振られるミニコントに巻き込まれるんだが
今回はそこまでガンガンには絡まれなかったかな。
 
んで、もしかしたら演者さん以上に話したのは
vol.10福島編に出演されてたあの方かもしれない。
会いたくて、会いたくて、震えr(ry
ダンスの発表会やトーク&ライブにもお邪魔させてもらったけど
さすがに今回の舞台を観に行くかどうかなんて聞けないし
でも千穐楽ならもしかしたら観に来てて会えるのでは?的な
淡~い期待も正直少しあったもんだから、声かけられた時は
居たっ!!
て、魂が肉体から一瞬抜けかけたよね。
 
☆★☆★☆★☆★
 
4月22日(土)18:00~
『西遊伝~宮城県の妖怪!?~』
気仙沼公演@気仙沼市民会館 中ホール
 
一人でも多くの気仙沼の方に観ていただきたい舞台です。

ひょんなことから、とあるお芝居を…いや、ここはちゃんと順を追って書こう。

 

この『ジェリクル日記』(そいや全然CATS観れてないし、日記というほどブログ更新してない…)では既出ですが

AXISというダンスエンターテイメントチームを熱烈応援しておりまして

時に親衛隊、時におっさんず、時にただの賑やかしとして各地に出没しております。

そのAXISのメンバーであるゆっこ(植木薫子)さんが舞台に出演すると聞き

黙ってるおっさん達ではない。

 

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そして、フラワーギフトに留まるおっさん達でもない!
 
というわけで、西遊伝の

第10回公演『西遊伝~福島の妖怪!?』を観劇してきました。

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諸々の予定もあり、前楽の10月30日(日)のマチネを予約。

 

入口の立て看板も凝ってます。

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後で知ったけど、このイラストは出演者の幸さん(たま子 役)が描いたそうで

各公演日ごとに違うキャラクターの絵なんだそうです!

 

がしかし、いろいろあr(中略)舞台の序盤を見逃してしまい…


更にはダブルキャストで、同じ役者さんの中でも配役が変わるということで
急遽ソワレも観劇することに。

 

同じカンパニーのはずなのに初見の方が混じってる感覚…
キャスト表を見て「え、さっきあの役だった人??」ってなる。

もちろん、ゆっこさんを除く役者さんたち全員がマチネで初見なので
記憶が曖昧ってのもあるけど、それにしても役柄でかなり変わるのがすごい。

 

そいや、どんなお芝居なのか説明してなかったので
僭越ながら俺なりに勝手に内容をお伝えしますと…

 

かの有名な西遊記に登場する三蔵法師ご一行
孫悟空、沙悟浄、猪八戒、玉龍たちが人間として現代に転生し
日本各地に潜む妖怪を退治する?的な??

そのシリーズ10作目が福島県で
猪苗代城跡に封印された姉妹妖怪の妖力を利用して
妖怪王国を作ろうと企む男妖怪が結界を説き
現生の三蔵さん一行たちを猪苗代に導くべく
地元の観光会社社員を妖力で操る…的な?

団長、ホントすいません。。。こんな雑なサマリーで。。。

 

その登場人物がこちら↓

 

役名(よみ):演者(敬称略、☆チームor♡チーム)

 

三蔵 法子(さんぞう のりこ) : 吉川 沙緒梨
孫 悟空美(そん ごくみ) : 関 友里恵
佐河 沙都美(さがわ さとみ) : 神谷 美咲
猪木 ハッカ(いのき はっか) : 蒼木 瞳
観音菩薩(かんのんぼさつ) : 奈古 あゆ未
たま子(たまこ) : 幸
長壁姫(おさかべひめ) : ☆氷条 イリヤ ♡赤岩 かほ
亀姫(かめひめ) : ☆赤岩 かほ ♡松原 友里恵
黒子丸(くろこまる) : 奈古 あゆみ
星(ほし) : 植木 薫子
五十嵐(いがらし) : ☆松原 友里恵 ♡氷条 イリヤ
長谷川(はせがわ) : おとべ あきな


三蔵ご一行様より順に、生意気で大変失礼ながら
いろいろと感想を書かせていただきます。

 

法子さん
過去の作品を観てないんだけど、とにかくキャラが立ってる!
そりゃ主役ですもの!ってのもあるけど
仲間思いで、リーダーシップがあって、部下から慕われてて…なのに
イジられ、小バカにされ、本音はどう思われてんの?と疑わしいけど
結局は求心力のあるリーダーなのかな。

 

そんな団長、吉川さんの間合いとか、切り替えしとかが凄く好き。
前楽のソワレでは早着替えからの再登場シーンでハプニングがあったり
思わず「ん?」ってなりそうな甘噛みも…なくはなかったけど
そんな場面でも観客を困らせない空気に切り替える瞬発力!
今回こうしてリピート観劇してしまったのも
吉川さんが創り出す“癖になる空気”も一因であるのは間違いない。

 

冒頭の『西遊記』のシーンで三蔵法師として出てきたときの

桃と一緒に籠に入ってた白馬の縫いぐるみも可愛かった←

大楽トークショーのじゃんけん対決前にマイク向けられた時

一回くらい「ベーゴマ対決!」とかボケたほうがよかったですかね?

 


悟空美さん
最前列で観たときのアクション、迫力で仰け反りそうだった!
ホワ~ンとしたマイペースな性格が滲み出てて
その分、アクションシーンとのギャップがよかった。
あと個人的なところでは、大楽のとあるシーン
普段はポケットからおやつ出して勝手に食べるはずなのに
大楽に限って舞台上からガン見されて
一生懸命おやつ探してるから一緒になって自分のポケット探ってたら
「あった!」とばかりにそのお菓子を俺に向かって差し出してくるから
さて、どうしたろーか、しゃーーーん!
とりあえず表情で必死に読み取ろうにも答えが見つからず
悟空美さんの後ろから沙都美さんが
「なに子猫と戯れてんの!」みたいなこと言ってきたから
あっ、俺は子猫の設定なのか!と判明。
結局そのお菓子は頂きましたw

悟空美さんと目が合いながら何もできない数十秒間は
まだ横浜にキヤノンCATSシアターがあった頃の
回転S席でオーバーチュア後にジェミマ役の小笠真紀さんにロックオンされた
あの(自分史上では)伝説の20秒間を思い出した。

 


沙都美さん
三蔵ご一行が現世でどういう関係性なのか知らないで言うけど
三姉妹の長女的な感じがした。
しっかり者なんだけど、どこかちゃっかりしてて
自分のことより、マイペースな妹たち(勝手に姉妹設定)をまとめる一方で
ふとしたことで「やっぱワタシ!」的な面が出てきちゃう。
四季のキャラクターで例えたら、エルファバと和解して仲良くなった直後の
「♪ポッピュラッ」的なグリンダの要素と
ビーストと出会う前、変わり者と言われながらも本に夢を抱き
父に愛されて育つ町娘のベルの要素を足した感じ。
夢醒めのピコみたいな芯の強さもある。

 

常に周りを見て、相手の心を読んで行動してるからこそ
例の「ピンタオ!」のくだりで法子さんの“演技”に乗れたわけで。

初見での美咲さんは、とにかく立ち振る舞いが綺麗で
一目見て「あ、ダンスやってる人だ」って思った。
ゆっこさんをはじめとするAXISのメンバーや

多くのダンサーさん達の踊りをたくさん観て
ダンスは知識も経験も無いくせに一丁前に目だけは肥えてるもんだから
そういう所には目が行くのです。
今回はお芝居メインで、踊りはほんの触りしか観られなかったけど
立ち姿や指先の感じからして、小さい頃からバレエやってた人かな?
できれば別の機会でももっと踊りを観たい!

 

個人的には沙都美さんが一番好きな役柄かな…
と言うのも伏線があって、、、

前楽の終演後、さっきまで舞台上にいた美女たちに囲まれて
「推しメンはこの中で誰なの??」と迫られる窮地に追い込まれ
2016年で一番の緊張の中、沙都美さん役の美咲さんを指名した結果
家に帰っても頭ん中ぐるぐるして、翌日の大楽なんかもう
そういう思いでしか沙都美さんを観れず…
恥ずかしいのでこの辺でやめときますが←
(もう十分すぎるくらい長い個人レポ)

 


ハッカさん
自由奔放で、人懐っこくて、自分の世界を絶対に壊さない
かと言って必ずしもgoing my wayでもなく
周りの人を巻き込んで幸せにしたいという、人の良さも感じる。
周りの演者さんみんな演技が素晴らしいんだけど
瞳さんはその中でも特に声が好き。
瞬発力と飛距離があって、一粒一粒が聞き取りやすいから
客としてもお芝居の世界に没頭できるわけですよ。
劇団四季の独特な発声とは全然違うんだけど
わずか15秒で消費者にメッセージを伝えなきゃいけないTVCM的な聞き取りやすさ
と言えばこの感覚が伝わるだろか。

 

後日談で、劇中で悟空美さんがくれた…もとい
悟空美さんに餌付けされたときに渡されたお菓子は
瞳さんの仕込みだったそうで。
どうりで前日までのお菓子とも違うし
袋がハロウィン柄(大楽は10月31日)だったわけだ。
ご馳走様でした!

 

ヘアメイクも担当されたとのことだったけど

そっちの仕事も素晴らしかった!
オフステであまりお話し出来なかったので
またどこかの機会でお会い出来たら嬉しいです。

 


観音菩薩さま

そして黒子丸どの
(長壁姫の声で黙読願う)
そちの演じ分け、見事であったぞ黒子丸。
あのような似ても似つかぬ姿、気配、三蔵どもに対する態度
いずれもそなた一人で演じたとは到底信じ得ぬ。
生意気にも我ら姉妹を捲し立てるような言葉づかい
よくぞ流暢に言い切ったものじゃ。関心する。
(考えるの疲れるのでデフォに戻す)
↑ほんと、それ。
男妖怪(しかもイケメン)という役柄な上に
姉妹妖怪への畏敬、策略、騙し、
人間たちへの軽蔑といったいろんな感情を込めて
それでいて複雑で長い台詞を一気に読み上げる感じがもう
座りながら前のめりになりそうなくらい引き込まれた。
しかもそれがファンキーでキャピキャピな
観音菩薩様と演じ分けながらだから凄いわ…

この座組において、そりゃ団長の求心力はもちろん
その団長を陰で支えたのがあゆ未さんなのではなかろうか

それだけの人柄なのではなかろうか、と
限られたオフステの時間ではそう感じた。
終演直後に客席で挨拶してくださったときの笑顔が印象的。

 

 

たま子さん

オフステのトークショーでも言ってたけど
このたま子という役に対する愛を感じたね。
三蔵ご一行の中でも異質のキャラで
シリアスな台詞やアクションも多く
何か物語が動くときのベンチマークのような存在。
わりと不機嫌な場面が多いからおのずと捲し立てるような台詞回しも多くて
どんどん走っちゃう感じはあったけど
そこは荒野を駆け抜けた玉龍の如く…ってことにしよう。

受付に置いてあった色紙のイラストが異常にクオリティ高いと思ったら
最初にも書いた通り、小屋看板のイラストも幸さんが描いてたのね!
残念ながら前楽の三蔵法師と、楽日のご一行しか生で見れなかったけど
こういう所からも舞台にかける思いも伝わってきた。

大楽まで脚がもって、ホントよかったです!

 


長壁姫さま、
法子さんwithご一行様がストーリーの主役だとしても
今回の舞台では間違いなく一番の注目ポイントだった。
一貫して妖艶な空気を出しつつ、台詞も多ければ、アクションも踊りもある。
素人の俺が見てもヘビー級の役だと分かる。

 

☆氷条イリヤさん@長壁姫
ミステリアス感とズバ抜けた破壊力!
頬を指先でなぞられるような妖艶な声色から、ナイフを刺すような罵倒の言葉
何と言ってもその目力!そして美しい…
あれを妖力と言わずして何と言おう。
黒子丸はとんでもない結界を解いてしまったようだ。

前楽の後に外でバッタリあったゆっこさんと立ち話してたら

素顔のイリヤンヌさんが通りがかりましてね、素顔もお美しい方です。

 

♡赤岩かほさん@長壁姫
初見が♡チームだったので、ここからストーリーのイメージを湧かして観てた。
オフステで最年少と聞いて、嘘でしょ?!と思ってしまうくらい
見事な上から目線っぷりだった。
企み、疑い、怒り、悲しみ、それぞれの表情に心から引き込まれた。
もうね、正直に言おう…その妖力で惑わされたい!
大楽のオフステトークで、あれだけデカいレスポンスがあった理由は
もちろん千穐楽であったことと、演者さんたちが力を出し切ったこともあるけど
わずか数日の間に赤岩かほファンが増えた(特に最前列)ことが大きい。

 


亀姫さま
物語後半のインパクトを強めるためにも
わりと序盤でそのキャラクターを印象付けなきゃいけないわけだけど
初見から凄く分かりやすかったかな。
無邪気であればあるほど秘められた力と、操られた時の狂気は恐ろしい。
その後の姉妹の行く末が非常に気になる。

 

☆赤岩かほさん@亀姫
初見が長壁姫役だったことと、その時の亀姫役が松原友里恵さんだったことで
“愛らしい妹役”としての☆チームは客としてかなりハードル上がってたけど
なんてこたぁない、見事な妹っぷりだった。
そして可愛い…
イリヤ姫との姉妹コンビ最強説。
姉君様を弄ばれたことに対する黒子丸への憎しみ、ガチで泣きそうになった。
あと「何という茶番だ!」からのダチョウさんのくだりで
全員が跳んだ後に小さい声で「な、何という茶番だ…」って繰り返す感じが最高だった。
そして可愛い…

 

♡松原友里恵さん@亀姫

その内側に強大な妖力を秘めているとは思えない“熟し切らぬ色香”からか
封印を解き放たれたときの恐怖は倍増ですね。
初見よりも、☆チームで五十嵐役で素顔(に近い姿)を見た後のほうが
より亀姫としての良さが伝わってきたかもしれない。
姉君、かほ姫さまから愛でられる姉妹の姿がたまらんです。

 


星社長
そもそも星さん…というか、ゆっこさんのお芝居を観にここに行ったわけだけど
期待を裏切らない“役者感”と、いつもの綺麗な踊りが見れてホント良かった!
ダンスについては言うまでもないけど、実は演技もレベル高いことは
去年のAXISの舞台『NUTCRACKER』で知ったことだけど
(そのNUTCRACKERのレポをこのブログで書いてないことに今気づく…)
今回はストーリーテラーではなく、相手がいて、感情の変化があって
しかもアクションもあるってことで新鮮だったし
ゆっこさんのポテンシャルが未知の領域に入っていく過程を見た気がした。
とにかくハイスペックであることは間違いない。

そして本人のポテンシャルが上がると同時に
こっちサイドとしても、慣れない環境でも最前列に鎮座して賑やかしたり
出演者さんにいいように使われたりするスキルが少し上がったので
おっさんずとして今後の活動に役立ちそうです。
それでもゆっこさんからはアドリブへの対応力不足をダメ出しされたので
もっと精進していこうと決意したのであった。
これからもガッツリ応援していきます!

あと、隅っこでチェキってるのを遠くからnynyしながら指差すのやめてください←

 


五十嵐さん
星さんの部下であり、ベンチャー企業の中堅社員的な設定は分かるんだけど
パーソナリティについてはダブルキャストで違い過ぎて掴めないww
ミスが多いでもなく、やる気に満ち溢れ過ぎて空回りするでもなく
とにかく普通の社員なんだけど、いないと困るのは確か…的な。

 

☆松原友里恵さん@五十嵐
亀姫のメイクが独特なんで、こっちの役の方が良さが出てるんじゃないか?
って、☆チームを観たときは思った。
(後に再び♡チームを観てその感想が振出しに戻るわけだが)
テキパキと仕事をこなしつつ、顧客の懐にも入っていける
間接的な接客業が転職のようなイメージ。

 

♡氷条イリヤさん@五十嵐
もはや人間なんだか、はなから黒子丸の香炉で操られてるんだか
何とも言えないオーラが滲み出ちゃってるw
アンニュイな感じもあるんだけど、かといって仕事をサボるわけでもない。
不思議すぎる…でも美しい…

最初と最後で紅孩児として出てきた時のしっくり感がまたなんとも。

 


長谷川さん
前楽のオフステトークで突如判明した“新入社員”設定w
その割には仕事はちゃんと覚えてて社長の指示には迅速に対応。
出来る新入社員です。
上がりの3公演しか観れなかったけど、じゃんけん大会序盤の快進撃も
どんな盛り上がりだったのか見てみたかったw
最後は残念ながら社長にタイに持ち込まれたけど
それも含めて良く出来た部下なのかもしれない。
終演後も観客に細かい気配りがあって嬉しかった。

 

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大千秋楽は♡チーム、小屋看板は三蔵法師とご一行

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前楽のトークショーで話題に出た、沼袋商店街にある中華料理屋
『庶民』『味香坊』は日曜と月曜にそれぞれ入店。

豊富なメニューに迷いつつ、結局いつも他の中華屋で頼むような

 

担担麺+半チャーハン

 

選択肢が多ければ多いほど同じものを選んでしまう
現状維持バイアスがここぞとばかりに働く。

 

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千秋楽公演の劇中、道端の子猫設定で

 

餌付けの道具として与えられた
ハロウィン使用のマシュマロも美味しく頂きました♪

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とまぁ、長々々々々と感想を書いてみましたが

劇団四季のレポだったら全体の感想と一部のキャストさんのみなんだけど

書いてるうちに座組の皆さん分を書きたくなってしまってね。

今後どこかの機会でどなたかにお会いした時にも

あの時、自分がどう感じたのか、とか思い出せるし。

 

福島の旅を終えた三蔵さんご一行
次なる目的地は茨城県じゃそうな。

要チェック…

 

いやぁ、演劇ってホントにいいもんですね。

それでは、また。