ひょんなことから、とあるお芝居を…いや、ここはちゃんと順を追って書こう。
この『ジェリクル日記』(そいや全然CATS観れてないし、日記というほどブログ更新してない…)では既出ですが
AXISというダンスエンターテイメントチームを熱烈応援しておりまして
時に親衛隊、時におっさんず、時にただの賑やかしとして各地に出没しております。
そのAXISのメンバーであるゆっこ(植木薫子)さんが舞台に出演すると聞き
黙ってるおっさん達ではない。
そして、フラワーギフトに留まるおっさん達でもない!
というわけで、西遊伝の
第10回公演『西遊伝~福島の妖怪!?』を観劇してきました。
諸々の予定もあり、前楽の10月30日(日)のマチネを予約。
入口の立て看板も凝ってます。

後で知ったけど、このイラストは出演者の幸さん(たま子 役)が描いたそうで
各公演日ごとに違うキャラクターの絵なんだそうです!
がしかし、いろいろあr(中略)舞台の序盤を見逃してしまい…
更にはダブルキャストで、同じ役者さんの中でも配役が変わるということで
急遽ソワレも観劇することに。
同じカンパニーのはずなのに初見の方が混じってる感覚…
キャスト表を見て「え、さっきあの役だった人??」ってなる。
もちろん、ゆっこさんを除く役者さんたち全員がマチネで初見なので
記憶が曖昧ってのもあるけど、それにしても役柄でかなり変わるのがすごい。
そいや、どんなお芝居なのか説明してなかったので
僭越ながら俺なりに勝手に内容をお伝えしますと…
かの有名な西遊記に登場する三蔵法師ご一行
孫悟空、沙悟浄、猪八戒、玉龍たちが人間として現代に転生し
日本各地に潜む妖怪を退治する?的な??
そのシリーズ10作目が福島県で
猪苗代城跡に封印された姉妹妖怪の妖力を利用して
妖怪王国を作ろうと企む男妖怪が結界を説き
現生の三蔵さん一行たちを猪苗代に導くべく
地元の観光会社社員を妖力で操る…的な?
団長、ホントすいません。。。こんな雑なサマリーで。。。
その登場人物がこちら↓
役名(よみ):演者(敬称略、☆チームor♡チーム)
三蔵 法子(さんぞう のりこ) : 吉川 沙緒梨
孫 悟空美(そん ごくみ) : 関 友里恵
佐河 沙都美(さがわ さとみ) : 神谷 美咲
猪木 ハッカ(いのき はっか) : 蒼木 瞳
観音菩薩(かんのんぼさつ) : 奈古 あゆ未
たま子(たまこ) : 幸
長壁姫(おさかべひめ) : ☆氷条 イリヤ ♡赤岩 かほ
亀姫(かめひめ) : ☆赤岩 かほ ♡松原 友里恵
黒子丸(くろこまる) : 奈古 あゆみ
星(ほし) : 植木 薫子
五十嵐(いがらし) : ☆松原 友里恵 ♡氷条 イリヤ
長谷川(はせがわ) : おとべ あきな
三蔵ご一行様より順に、生意気で大変失礼ながら
いろいろと感想を書かせていただきます。
法子さん
過去の作品を観てないんだけど、とにかくキャラが立ってる!
そりゃ主役ですもの!ってのもあるけど
仲間思いで、リーダーシップがあって、部下から慕われてて…なのに
イジられ、小バカにされ、本音はどう思われてんの?と疑わしいけど
結局は求心力のあるリーダーなのかな。
そんな団長、吉川さんの間合いとか、切り替えしとかが凄く好き。
前楽のソワレでは早着替えからの再登場シーンでハプニングがあったり
思わず「ん?」ってなりそうな甘噛みも…なくはなかったけど
そんな場面でも観客を困らせない空気に切り替える瞬発力!
今回こうしてリピート観劇してしまったのも
吉川さんが創り出す“癖になる空気”も一因であるのは間違いない。
冒頭の『西遊記』のシーンで三蔵法師として出てきたときの
桃と一緒に籠に入ってた白馬の縫いぐるみも可愛かった←
大楽トークショーのじゃんけん対決前にマイク向けられた時
一回くらい「ベーゴマ対決!」とかボケたほうがよかったですかね?
悟空美さん
最前列で観たときのアクション、迫力で仰け反りそうだった!
ホワ~ンとしたマイペースな性格が滲み出てて
その分、アクションシーンとのギャップがよかった。
あと個人的なところでは、大楽のとあるシーン
普段はポケットからおやつ出して勝手に食べるはずなのに
大楽に限って舞台上からガン見されて
一生懸命おやつ探してるから一緒になって自分のポケット探ってたら
「あった!」とばかりにそのお菓子を俺に向かって差し出してくるから
さて、どうしたろーか、しゃーーーん!
とりあえず表情で必死に読み取ろうにも答えが見つからず
悟空美さんの後ろから沙都美さんが
「なに子猫と戯れてんの!」みたいなこと言ってきたから
あっ、俺は子猫の設定なのか!と判明。
結局そのお菓子は頂きましたw
悟空美さんと目が合いながら何もできない数十秒間は
まだ横浜にキヤノンCATSシアターがあった頃の
回転S席でオーバーチュア後にジェミマ役の小笠真紀さんにロックオンされた
あの(自分史上では)伝説の20秒間を思い出した。
沙都美さん
三蔵ご一行が現世でどういう関係性なのか知らないで言うけど
三姉妹の長女的な感じがした。
しっかり者なんだけど、どこかちゃっかりしてて
自分のことより、マイペースな妹たち(勝手に姉妹設定)をまとめる一方で
ふとしたことで「やっぱワタシ!」的な面が出てきちゃう。
四季のキャラクターで例えたら、エルファバと和解して仲良くなった直後の
「♪ポッピュラッ」的なグリンダの要素と
ビーストと出会う前、変わり者と言われながらも本に夢を抱き
父に愛されて育つ町娘のベルの要素を足した感じ。
夢醒めのピコみたいな芯の強さもある。
常に周りを見て、相手の心を読んで行動してるからこそ
例の「ピンタオ!」のくだりで法子さんの“演技”に乗れたわけで。
初見での美咲さんは、とにかく立ち振る舞いが綺麗で
一目見て「あ、ダンスやってる人だ」って思った。
ゆっこさんをはじめとするAXISのメンバーや
多くのダンサーさん達の踊りをたくさん観て
ダンスは知識も経験も無いくせに一丁前に目だけは肥えてるもんだから
そういう所には目が行くのです。
今回はお芝居メインで、踊りはほんの触りしか観られなかったけど
立ち姿や指先の感じからして、小さい頃からバレエやってた人かな?
できれば別の機会でももっと踊りを観たい!
個人的には沙都美さんが一番好きな役柄かな…
と言うのも伏線があって、、、
前楽の終演後、さっきまで舞台上にいた美女たちに囲まれて
「推しメンはこの中で誰なの??」と迫られる窮地に追い込まれ
2016年で一番の緊張の中、沙都美さん役の美咲さんを指名した結果
家に帰っても頭ん中ぐるぐるして、翌日の大楽なんかもう
そういう思いでしか沙都美さんを観れず…
恥ずかしいのでこの辺でやめときますが←
(もう十分すぎるくらい長い個人レポ)
ハッカさん
自由奔放で、人懐っこくて、自分の世界を絶対に壊さない
かと言って必ずしもgoing my wayでもなく
周りの人を巻き込んで幸せにしたいという、人の良さも感じる。
周りの演者さんみんな演技が素晴らしいんだけど
瞳さんはその中でも特に声が好き。
瞬発力と飛距離があって、一粒一粒が聞き取りやすいから
客としてもお芝居の世界に没頭できるわけですよ。
劇団四季の独特な発声とは全然違うんだけど
わずか15秒で消費者にメッセージを伝えなきゃいけないTVCM的な聞き取りやすさ
と言えばこの感覚が伝わるだろか。
後日談で、劇中で悟空美さんがくれた…もとい
悟空美さんに餌付けされたときに渡されたお菓子は
瞳さんの仕込みだったそうで。
どうりで前日までのお菓子とも違うし
袋がハロウィン柄(大楽は10月31日)だったわけだ。
ご馳走様でした!
ヘアメイクも担当されたとのことだったけど
そっちの仕事も素晴らしかった!
オフステであまりお話し出来なかったので
またどこかの機会でお会い出来たら嬉しいです。
観音菩薩さま
そして黒子丸どの
(長壁姫の声で黙読願う)
そちの演じ分け、見事であったぞ黒子丸。
あのような似ても似つかぬ姿、気配、三蔵どもに対する態度
いずれもそなた一人で演じたとは到底信じ得ぬ。
生意気にも我ら姉妹を捲し立てるような言葉づかい
よくぞ流暢に言い切ったものじゃ。関心する。
(考えるの疲れるのでデフォに戻す)
↑ほんと、それ。
男妖怪(しかもイケメン)という役柄な上に
姉妹妖怪への畏敬、策略、騙し、
人間たちへの軽蔑といったいろんな感情を込めて
それでいて複雑で長い台詞を一気に読み上げる感じがもう
座りながら前のめりになりそうなくらい引き込まれた。
しかもそれがファンキーでキャピキャピな
観音菩薩様と演じ分けながらだから凄いわ…
この座組において、そりゃ団長の求心力はもちろん
その団長を陰で支えたのがあゆ未さんなのではなかろうか
それだけの人柄なのではなかろうか、と
限られたオフステの時間ではそう感じた。
終演直後に客席で挨拶してくださったときの笑顔が印象的。
たま子さん
オフステのトークショーでも言ってたけど
このたま子という役に対する愛を感じたね。
三蔵ご一行の中でも異質のキャラで
シリアスな台詞やアクションも多く
何か物語が動くときのベンチマークのような存在。
わりと不機嫌な場面が多いからおのずと捲し立てるような台詞回しも多くて
どんどん走っちゃう感じはあったけど
そこは荒野を駆け抜けた玉龍の如く…ってことにしよう。
受付に置いてあった色紙のイラストが異常にクオリティ高いと思ったら
最初にも書いた通り、小屋看板のイラストも幸さんが描いてたのね!
残念ながら前楽の三蔵法師と、楽日のご一行しか生で見れなかったけど
こういう所からも舞台にかける思いも伝わってきた。
大楽まで脚がもって、ホントよかったです!
長壁姫さま、
法子さんwithご一行様がストーリーの主役だとしても
今回の舞台では間違いなく一番の注目ポイントだった。
一貫して妖艶な空気を出しつつ、台詞も多ければ、アクションも踊りもある。
素人の俺が見てもヘビー級の役だと分かる。
☆氷条イリヤさん@長壁姫
ミステリアス感とズバ抜けた破壊力!
頬を指先でなぞられるような妖艶な声色から、ナイフを刺すような罵倒の言葉
何と言ってもその目力!そして美しい…
あれを妖力と言わずして何と言おう。
黒子丸はとんでもない結界を解いてしまったようだ。
前楽の後に外でバッタリあったゆっこさんと立ち話してたら
素顔のイリヤンヌさんが通りがかりましてね、素顔もお美しい方です。
♡赤岩かほさん@長壁姫
初見が♡チームだったので、ここからストーリーのイメージを湧かして観てた。
オフステで最年少と聞いて、嘘でしょ?!と思ってしまうくらい
見事な上から目線っぷりだった。
企み、疑い、怒り、悲しみ、それぞれの表情に心から引き込まれた。
もうね、正直に言おう…その妖力で惑わされたい!
大楽のオフステトークで、あれだけデカいレスポンスがあった理由は
もちろん千穐楽であったことと、演者さんたちが力を出し切ったこともあるけど
わずか数日の間に赤岩かほファンが増えた(特に最前列)ことが大きい。
亀姫さま
物語後半のインパクトを強めるためにも
わりと序盤でそのキャラクターを印象付けなきゃいけないわけだけど
初見から凄く分かりやすかったかな。
無邪気であればあるほど秘められた力と、操られた時の狂気は恐ろしい。
その後の姉妹の行く末が非常に気になる。
☆赤岩かほさん@亀姫
初見が長壁姫役だったことと、その時の亀姫役が松原友里恵さんだったことで
“愛らしい妹役”としての☆チームは客としてかなりハードル上がってたけど
なんてこたぁない、見事な妹っぷりだった。
そして可愛い…
イリヤ姫との姉妹コンビ最強説。
姉君様を弄ばれたことに対する黒子丸への憎しみ、ガチで泣きそうになった。
あと「何という茶番だ!」からのダチョウさんのくだりで
全員が跳んだ後に小さい声で「な、何という茶番だ…」って繰り返す感じが最高だった。
そして可愛い…
♡松原友里恵さん@亀姫
その内側に強大な妖力を秘めているとは思えない“熟し切らぬ色香”からか
封印を解き放たれたときの恐怖は倍増ですね。
初見よりも、☆チームで五十嵐役で素顔(に近い姿)を見た後のほうが
より亀姫としての良さが伝わってきたかもしれない。
姉君、かほ姫さまから愛でられる姉妹の姿がたまらんです。
星社長
そもそも星さん…というか、ゆっこさんのお芝居を観にここに行ったわけだけど
期待を裏切らない“役者感”と、いつもの綺麗な踊りが見れてホント良かった!
ダンスについては言うまでもないけど、実は演技もレベル高いことは
去年のAXISの舞台『NUTCRACKER』で知ったことだけど
(そのNUTCRACKERのレポをこのブログで書いてないことに今気づく…)
今回はストーリーテラーではなく、相手がいて、感情の変化があって
しかもアクションもあるってことで新鮮だったし
ゆっこさんのポテンシャルが未知の領域に入っていく過程を見た気がした。
とにかくハイスペックであることは間違いない。
そして本人のポテンシャルが上がると同時に
こっちサイドとしても、慣れない環境でも最前列に鎮座して賑やかしたり
出演者さんにいいように使われたりするスキルが少し上がったので
おっさんずとして今後の活動に役立ちそうです。
それでもゆっこさんからはアドリブへの対応力不足をダメ出しされたので
もっと精進していこうと決意したのであった。
これからもガッツリ応援していきます!
あと、隅っこでチェキってるのを遠くからnynyしながら指差すのやめてください←
五十嵐さん
星さんの部下であり、ベンチャー企業の中堅社員的な設定は分かるんだけど
パーソナリティについてはダブルキャストで違い過ぎて掴めないww
ミスが多いでもなく、やる気に満ち溢れ過ぎて空回りするでもなく
とにかく普通の社員なんだけど、いないと困るのは確か…的な。
☆松原友里恵さん@五十嵐
亀姫のメイクが独特なんで、こっちの役の方が良さが出てるんじゃないか?
って、☆チームを観たときは思った。
(後に再び♡チームを観てその感想が振出しに戻るわけだが)
テキパキと仕事をこなしつつ、顧客の懐にも入っていける
間接的な接客業が転職のようなイメージ。
♡氷条イリヤさん@五十嵐
もはや人間なんだか、はなから黒子丸の香炉で操られてるんだか
何とも言えないオーラが滲み出ちゃってるw
アンニュイな感じもあるんだけど、かといって仕事をサボるわけでもない。
不思議すぎる…でも美しい…
最初と最後で紅孩児として出てきた時のしっくり感がまたなんとも。
長谷川さん
前楽のオフステトークで突如判明した“新入社員”設定w
その割には仕事はちゃんと覚えてて社長の指示には迅速に対応。
出来る新入社員です。
上がりの3公演しか観れなかったけど、じゃんけん大会序盤の快進撃も
どんな盛り上がりだったのか見てみたかったw
最後は残念ながら社長にタイに持ち込まれたけど
それも含めて良く出来た部下なのかもしれない。
終演後も観客に細かい気配りがあって嬉しかった。
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大千秋楽は♡チーム、小屋看板は三蔵法師とご一行
前楽のトークショーで話題に出た、沼袋商店街にある中華料理屋
『庶民』と『味香坊』は日曜と月曜にそれぞれ入店。
豊富なメニューに迷いつつ、結局いつも他の中華屋で頼むような
担担麺+半チャーハン
選択肢が多ければ多いほど同じものを選んでしまう
現状維持バイアスがここぞとばかりに働く。
千秋楽公演の劇中、道端の子猫設定で
餌付けの道具として与えられた
ハロウィン使用のマシュマロも美味しく頂きました♪
とまぁ、長々々々々と感想を書いてみましたが
劇団四季のレポだったら全体の感想と一部のキャストさんのみなんだけど
書いてるうちに座組の皆さん分を書きたくなってしまってね。
今後どこかの機会でどなたかにお会いした時にも
あの時、自分がどう感じたのか、とか思い出せるし。
福島の旅を終えた三蔵さんご一行
次なる目的地は茨城県じゃそうな。
要チェック…
いやぁ、演劇ってホントにいいもんですね。
それでは、また。