ようこそお越しくださいました。宝探しの案内人です。
さて本日は、この○○のせい・・此処にスポットを当ててみたいと思います。
② 被害者意識という眼鏡をはずす
私は、若かった頃、ある会社の社長さんの言葉を聞いて驚いたことがあります。
それは、会社の経営がとても厳しくなっていると聞いていた時でした。
久しぶりに見たY社長の顔はやつれて別人に変わっていました。
「俺は、子供の頃お袋に一度もお弁当を作って貰って無い。いつもお手伝いさんが作った物を学校に持って行った。・・・・・」
と言うではありませんか。何をまた突然そんな話?
それってひょっとして、
お袋に愛されなかったから会社の経営が苦しくなった・・こうなったのも愛してくれなかったお袋のせい。
って言ってるって事??
ち、違うだろ・・。それはあなたが女遊びにふけっていたからじゃないの?それもお袋が愛してくれなかったからそんな風になったんだ・・。になるのかしら??
いつもの威厳のある姿とはかけ離れた様子に、言葉もなかった・・・・事を覚えています。
社長のお母様は、息子が夜になると殺してやると脅しに来るから、部屋にカギをかけておかないと怖くていられないとおっしゃっていました。
何だか天と地がひっくり帰るような話しを聞いて、ふらふらになって帰ったのを覚えています。
この被害者意識という眼鏡は、子供のころのちょっとした勘違いからかけ始めるのですけど、大人になるまでに被害者という思考がたくさん溜まって、だんだんと眼鏡のレンズがねじれてしまい、物事が間逆に映るようになるんです。
その大部分は、不幸を創り出す眼鏡になります。
このy社長はお母様にお弁当作って貰わなかったって言っていますけど、夫に早くに先立たれたお母様は、女で一つで彼を育てるために朝から晩まで働いて、しかもお手伝いさんを雇っていたんです。お弁当持っていけなかった訳では無いし、留学もさせて貰っているんですから。しかも息子に1億の小遣いをあげたって聞いたこともあるんですよ。母親に愛情ない訳ないんですけど、愛されなかったと恨んでいるんです。
本当にこの被害者意識という眼鏡は厄介です。
子供のころからずっとかけているので、かけている事さえわからない。もう身体の1部になっていて違和感ない状態になっているんです。
だから自分の中の宝物を探そうにもこの眼鏡を外さないと困ったことがおきます。
案内人が、これは素晴らしいダイアモンドですねって言ったって、何
この石ころ
が?になってしまって、ご本人にはダイアモンドに見えないんですもの。あーもったいない。
もちろんそのダイアモンド、あなたが放っておくなら私が頂きますよ。
外し方は折を見て~