「平成18年12月14日」
フロント&リヤホイール交換、後輪ディスクブレーキ化、バックステップ化
◎作業依頼先 オートマジック
いよいよ相方壱号機改良計画の最終段階ともいえる最大のヤマ「足回りの刷新」の時期がやって来た。
納車当初から「いつかは足回りをかえよう」と思いながら、それでもノーマルのスポークホイールに乗り続け、自分の感覚を旧来のバイク特有のジオメトリーに慣らして来ていた。
慣れれば気にならなくなるもので、結局今日の今日まで足回りへの着手は、フロントブレーキのダブルディスク化以外は基本的に何一つ手をつけておらず、最終的な作戦の実行を決断させたキッカケは「サビが取れなくなった」という些細なものとなった。
それも10年以上の付き合いから得たものであり、大した距離も乗っていないのにさっさと現行型の足回りに交換してしまうような、分かった風でいて実は分かっていなかったZ1ライダーにはなりたくなかったという気持ちから自然に固まった気持ちの具現化でもあった。
ようするに「もうここまで乗り潰せば充分だ」
という納得づくの決断をしたのである。
時同じくして、車検そしてタイヤのミゾがなくなりツルツルになっていることも交換のタイミングとしては、まさにタイムリーだったと今では思っている。
足回りを刷新するパーツの大部分は「PMC」から構成されており、これはブレーキのフィッティングやフロントフォーク、スィングアームがすでにPMC製を使用している所から決めた。
自分がパーツメーカーに対してこだわりが有り、それが原因となって寄せ集めの集合体にしてもいいというのなら考えるところがあるが、今となってはあまりそういう事に対する情熱も薄れ、今は「確実性、相性のよさ、予算を無駄に高く設定しない」という合理主義的改造理念の方が心の中を占めているので、それほど悩む事はなかった。
ラジアルタイヤとキャストホイール、しかも色は黒なので汚れが目立たない。3本キャストなので掃除がしやすい。
APレーシングの定評ある2ピストンのキャリパーで前後は固めるので制動能力は必要にして十分、リヤブレーキディスク化に伴いステップもバックステップ化。
これで足回りは大幅に変更される。
これでどれだけ峠での走破性能が変わるか楽しみだ。