Smoke on the ocean
市営根室CA~霧多布CA
夕べはかなり強い雨が降ったようだ。夜中にトイレに行きたかったが、その余りの雨の強さにテントを出るのが億劫になって、そのまま我慢して寝てしまった。次に目が覚めたのは7時半、あれま結構寝てしまったな。しかもめちゃくちゃトイレに行きたい。
寝小便しなかっただけましだが、我慢しすぎたお陰でなんだか体調が良くない。尿毒症にでもなっちまったか。這いずる様にしてテントを出た時には、雨は上がっており霧が立ち込めていた。トイレを済ませ取り敢えずホッとする。気分も多少良くなった。尿毒症の方は多分大丈夫だろう。
夕べは静かだったキャンプ場を撤収し、一路納沙布岬へ。霧だったり晴れてたりの繰り返しで、20キロの道のりを走って岬に到着。結構人が居る。しかしここも濃霧で視界が悪い。灯台の無燈がけたたましく鳴り響いている。思ったよりもズンドウの灯台を見て、その後は昼になってしまったのでそこで昼食。一応、此処に来たからにはと蟹ラーメンを注文。トゲトゲの真っ赤な花咲蟹に手を焼きながら昼飯は完了。
半島の反対側を通る道を今度は引き返して、落石岬に行ってみた。ところが、そこに向かう道路は途中からゲートが閉じられていて車両は入れないようになっている。そこから灯台までは1.3キロもある。昨日も散々歩いたのでここは即座にキャンセルした。そこまでして、灯台を見ようとは思わなかったから。引き返すついでに「北の国から」のロケに使われたと言う浜松海岸に寄ってみた。しかしここも、別段何も無い只の漁村。地元の人には失礼だったが、麓郷の森の様にはなっていないようだ。
そのまま、西へ適当に道道と国道を走り繋いで、浜中町の霧多布岬キャンプ場に到着。
霧多布市内は晴れているのに、岬があると思われる半島の所だけ霧が掛かっている。実際にキャンプ場は濃霧に覆われていた。よく出来ている物だ。本当に霧多布だ。
先日屈斜路湖で居合わせた友人が幕営した時は、晴れ渡っていたらしいのだが・・・・・今日はお盆初日の土曜日、しかしまだ帰省した人間が各地に散らばっていないのか予想したよりもキャンプ場は空いている。適当な場所にテントを張り、直ぐ近所にある温泉施設にて2日ぶりの風呂に入った。昨日は風呂には入らなかったのは、根室近辺に温泉は湧いていないらしく、日帰り入浴できる所が沿道に見当たらなかったのだ。
霧多布の温泉施設も自分の持っているツーリングマップルには載っていない。多分ここ2~3年の内に出来たのだろう。建物が新しく綺麗だ。サッパリした所で、キャンプ場に戻る。さっきよりもずっとテントが増えている。
昨日一昨日とは打って変わって再び賑やかなキャンプ場の夜となった。また、寝られないと明日の移動に差し支えるので今日は持ってきている薬を飲んでさっさと寝てしまおうと思う。
明日は朝飯を抜いて、厚岸の牡蠣弁当を朝ご飯にしようと思っているのだが、自分のちょっとした横着で、朝から弁当が食べられるかどうかの情報を入手するのを忘れてしまったのだ。それがちょっと不安。明日の移動と幕営場所は牡蠣弁当が朝から食べられるかどうかで決まってきそうだ。