晴れのち曇り、さてどうする?
国設羅臼野営場滞留・知床五胡周遊
朝の羅臼は予想だにしなかった快晴で幕を開けた。
夕べ、お隣で大鼾をかいていたジャイアン氏と共に、知床峠へ。羅臼岳が頂上まではっきり見える。3日前だったかの快晴の日と同じだ。今回は、峠のパーキングに単車を止めて、ゆっくりとその大展望を堪能する事が出来た。勿論、羅臼側の雲海も見事であった。しかし、寒い。
気温は10度チョット位か?夏用のジャケットに袖なしのTシャツでは瞬くうちに体が冷えてくる。お互いに写真を撮り合って、ここでお別れ。ジャイアン氏は来た道を引き返して、セセキ温泉に浸かってから、太平洋沿いに西へ走ると言う。自分は、今日のこの天気はちょっと考えていなかったが、まぁいい天気で巡れるのならばなお良いと、知床五湖に向けて出発。知床五湖に行く前に、その入り口にある知床自然センターに立ち寄り、全ての湖が巡れるかどうかを聞いてみたら、やはり1~2湖までしか、巡れないとの事。詳しい所要時間を知らないまま、五湖に向かう。途中まではカムイワッカへと繋がる知床林道と同じ道道を走る。そして、知床林道との分岐点を過ぎて直ぐに終点の駐車場。ここで、100円を払う。そういえば、NWBの船長が「あの駐車場料金の殆どは天下りした元役人ドモの懐に入っている」などど言ってたっけ。
相方から下りて、遊歩道の入り口に立つ看板を見た。1~2湖を巡るのに必要な時間は約20分・・・ておい!時間が全然潰せないじゃないか。全部の湖を巡れば1時間半の時間が掛かるのに。しかたない、来たからにはみて見ようと観光バスの団体さんの列の後について、歩き始めた。暫くして、最初の1湖が見えてきた。「なんだ、湖って言うからもっとでかいのかと思いきや、これは沼じゃねぇか」と拍子抜け。
次の2湖(しかし、味気ない名前だ)も同じ。只の沼、ぜんぜん綺麗じゃない。これだったらオンネトーの方がずっと綺麗だ。曇りの日にしか見てないけど。だとすれば、行く事の出来ない3~5湖(そっけない名前だ)も恐らく同じ様なものなのだろうか。だとすれば、熊の脅威にビビリながら巡る程の物でも無かったりして。あ~あ、もう引き揚げようっと。
帰り道のついでに、岩尾別温泉の近くにある羅臼岳登山口の木下小屋を下見する。登山名簿も見てみる。4人ほど登っている人がいるようだ。
果たして、羅臼岳の山頂は朝のような快晴になっているのだろうか。先ほどの羅臼側の雲海が結構なスピードで山に上がってきたのが気に掛かる。
知床峠、やはり天気はかなり変わっていた。雲一つなかった峠が半分ほど霧に覆われている。ウトロ側は晴れ、羅臼側は霧だ。羅臼岳も半分しか見えなくなっていた。この時間から、山頂に行くとなったらかなり怪しいかも。
羅臼キャンプ場に戻ってきた。
天気は曇り。やはり朝の晴れ間はほんの数時間だけのものだったようだ。テントに入りPCを開け天気予報をチェック。明日の午前中の降水確率は網走支庁で0%。決まりだ。羅臼岳登山。明日決行することにしよう。天気も雲は多いようだが、雨は降らないらしい。そろそろ知床の道も飽きてきたし、ここいらが潮時かな?明日、羅臼岳を登攀したら、明後日はもう移動する事にでもしようか。そのついでにセセキ・相泊の温泉をハシゴするか。結構、せわしないかも。そして、行き先は再び内陸へ。目的地は屈斜路湖だ。
・・・・・あ、ジャイアン氏の写真撮るの忘れてた。