○八月七日

二度目の北海道出だしは好調。

午前六時半 晴れ
 早朝の新潟は爽やかな晴天となった。ここまでの時間を稼ぐ為に途中で満足に休憩も食事もとっていなかったのでフラフラである。二度目の御世話となる新日本海フェリーの出発港となる新潟港には既に船が入港しており、そこからトラフクやらクルマがゾロゾロと下船しているのが見えた。
 ターミナルビルの窓口の乗船受付開始は七時からなのだが、もうその前には長蛇の列が出来ている。自分はそれを見て、近所のコンビニに朝食の調達に出掛ける事にした。
 船に乗ったらベッドに直行して直ぐ眠るつもりなので、昼飯の分ち確保しておいた。食事の時間に起きられる自身がなかったからだ。しこたま買い込んだ食料をあっというまに平らげると、猛烈に眠くなってきてしまったが、出港の時間まであとかなりあるので我慢するのは体にさわりそうなので、熟睡できない態勢でビル内のベンチに横になる。
車両甲仮にて昨年と同じ様に壁に向かって横一列にキッチリと詰めて並べて留める、というフェリー会社サイドのバイクの積み込み方は、経験した人なら分かるだろうが非常にライダーにとって勝手が悪い。

「あ~あ、なんとかなんねぇかなこの留め方」

とブツクサと文句を言いながら荷物を相方から下ろす。係員にベッド番号を案内標識してもらい、一直線にその部屋へ向かう、他のライダーやドライバー質はみなデッキに出て、記念写真をとったり、外の景色を眺めたりしているようだが、徹夜で走ってきた自分はとにかく眠ることを最優先とした。


目が醒めたのは昼過ぎであった。フロ・メシこ甲板うろつく・ネル・フロ・メシ・甲板うろつく・ネルというそろツーリングならではの悠々自適なツーリング第一日目は過ぎた。明日は早い、だから・・・・もう寝る事にする。
ワシって放っておけば寝てばかりの人聞なのかもしれない(今迄そうじゃなかったんだが)・・・・年くったせいか?

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