
今回は本当に天気についている。朝一番に乗り込んだ「青海島」の定期観光船も昨日の日記に書いた通り、昨日は強風のため30分しか廻れなかったコースが、今日は波が穏やかになったので島1周がOKになったという、つきまくりの連日である。
勿論1時間半の小型船に乗っての島北岸の景勝の見事さは、あの「春ちゃん」の旦那がプッシュしていただけの事はあった。

しかし、奇岩・怪岩の眺めも凄かったが、それよりも驚いたのはある場所で船が絶壁に空いた洞窟の中に入り込んで、バックして出てくるというのがある。
そこで待ち構えていたのは、出口の両側にある岩礁にへばりついて観光客の様子を写真に納めている専属のおっさんカメラマンが2人いたことだ。彼らは、ほかに誰も居ないこの岩礁で定期船が来るのをひたすら待つのである。
そして、「はい!写しますよ!」とトラメガで怒鳴ってシャッターを押すのである。出来上がった写真は、我々の船が港に着く前に渡せる状態にしておくとの事なので、おそらく彼らはそばにあった小さな漁船に飛び乗りダッシュで港にフィルムを持ち帰っているのだ全く、恐れ入る。

島観光が終わり、移動。R191からR???(幾つだったか忘れた)に折れて一気に下関に向かう。
今日はそれなりに移動距離もあるし、午前中は島観光で時間がロスしたのでR191で下関入りは止めて、関門トンネルで一気に九州上陸を果たした。
考えてみれば、R2の関門トンネルの通行料金はたったの100円。通過時間は10分少々。しかし、去年乗った彦島フェリーはもっとした。時間も掛かった。さて、どっちがリーズナブルなんだろうか・・・・?

「春ちゃん」の旦那一押しのスポット第2弾は九州では知らん人は居ないという、カルスト台地「平尾台」を通過。
しかし、秋吉台のランドスケープを見てしまった後では、あまりにもチャチ過ぎる。
しかも路面舗装はゼブラの連続で非常に走りにくい。結局、1枚の写真も撮らずに通過してしまった。
その後はR10とR231(だったかな?)を通って、真玉町の温泉で汗を流し、国東半島の先端、国見町にある「権現崎キャンプ場」に到着、今日もだ~れも居ません。貸切です。
というか営業してないのか?(後にこのキャンプ場は7月~8月のみの営業と判明)管理棟は無人、でも鍵が掛かっていなかったので中に入って掃除用具を勝手に拝借、自分が幕営しようとする炊事場を掃き掃除した。

照明のスイッチを押しても明かりが点かない、勿論ランタンなど光物は用意してあるので全く困る事は無いが、せっかく頭の上に照明が有るのなら使いたい・・・。
という事でもしやと思い管理棟の中に入り部屋を見渡したところ有った有った大きな配電盤が。ふたを開けてみると全てのブレーカーが落とされている、試しに適当なブレーカーを挙げてみたら管理棟の部屋の明かりが点灯した。
よしよしと思って全てのブレーカーを上げて、外に出てみると街路灯や炊事場、トイレの照明が全て点灯。
という事で、このまま今夜はここにダマキャンさせてもらいもし管理人が来たら最初から明かりが点いていたと適当な事を言えばいいやと考え嬉々としてその晩は快適に過ごした。
明日は、大分~別府~湯布院と通って、あわよくば阿蘇まで足を伸ばそうかと考えているのだが、天気予報では「下り坂」と言っている。
とうとう、晴れの連続日数もここまでのようである。まぁ、変わりやすい春の天気の事、今まで晴れ続けていたのがむしろ異常だったのかも知れない。
だから、明日の天気によっては湯布院近くのキャンプ場に早めに着いてまったりしているかYHにでも逃げ込むか、まだ決めていない。。 |