新潟経由山形入り
◎2度目の東北紀行である。前回の南東北ツーリングの印象がとても良かったので2年連続して更に北に針路を取り、山という山湖と言う湖を巡る前回の延長線上のルート設定になった。
第一日目の出発時刻は牛の刻、今年も南海上に台風が接近しているという情報が、インプットされていたので、早めの出発としたわけだ。
Z1での初めての東北ツーリングとなったのだが、夏前の懸念材料だったカムチェーンの交換も夏休み前には無事に終わったので、スロットルを躊躇無く開ける事が出来る快感(カムチェーンをシーズン前に交換した為)、高速道路に乗り一気にペースアップ、テンションもいやが上にも上がってくる。しかし、関越の渋川伊香保付近でこの先から濃霧の為に通行禁止、止む無く高速を降り並走するR17と合流、しかし午前中の早い時間帯にもかかわらず、道路は大渋滞。リヤシートにはキャンプ用品が山積みになっている為、擦り抜けは不可能。この先まだまだ山形まで行かなければならないのに・・・早くも不安が脳裏を過ぎる。
沼田ICにて、関越に復帰。今年の冷夏は特に深刻なようで梅雨が明けないままお盆のシーズンに突入してしまったらしい。高速を走る車の数は何故か少なく閑散としている。しかし、規制はしかれていないものの視界は極端に悪かった。気温も低い。でも、そんな憂鬱な気分も始めて通る関越トンネルを抜けた時にはすっかり晴れてしまった。新潟側は晴れていたのだった。
関越から北陸道に入り、当時まだ新潟西ICまでだった高速を降り、R7にて北上。
新潟から山形県に入り、鶴岡市内で昼。さらに少し北上したところにある「七窪キャンプ場」にて幕営。
第一日目の出発時刻は牛の刻、今年も南海上に台風が接近しているという情報が、インプットされていたので、早めの出発としたわけだ。
Z1での初めての東北ツーリングとなったのだが、夏前の懸念材料だったカムチェーンの交換も夏休み前には無事に終わったので、スロットルを躊躇無く開ける事が出来る快感(カムチェーンをシーズン前に交換した為)、高速道路に乗り一気にペースアップ、テンションもいやが上にも上がってくる。しかし、関越の渋川伊香保付近でこの先から濃霧の為に通行禁止、止む無く高速を降り並走するR17と合流、しかし午前中の早い時間帯にもかかわらず、道路は大渋滞。リヤシートにはキャンプ用品が山積みになっている為、擦り抜けは不可能。この先まだまだ山形まで行かなければならないのに・・・早くも不安が脳裏を過ぎる。
沼田ICにて、関越に復帰。今年の冷夏は特に深刻なようで梅雨が明けないままお盆のシーズンに突入してしまったらしい。高速を走る車の数は何故か少なく閑散としている。しかし、規制はしかれていないものの視界は極端に悪かった。気温も低い。でも、そんな憂鬱な気分も始めて通る関越トンネルを抜けた時にはすっかり晴れてしまった。新潟側は晴れていたのだった。
関越から北陸道に入り、当時まだ新潟西ICまでだった高速を降り、R7にて北上。
新潟から山形県に入り、鶴岡市内で昼。さらに少し北上したところにある「七窪キャンプ場」にて幕営。
湯の浜温泉近くの松林のなかにある内地では珍しい無料のキャンプ場。道路沿いにあるので車両乗り入れ可能、水道・トイレ完備。移動日の中継地点としては極上の地理条件である。
鳥海山~田沢湖
翌日も移動日、更に北上。朝の天気は良好だったので、途中の鳥海山ブルーラインを走った、終点の展望台の眺めは最高。特に酒田市と日本海との組み合わせのランドスケープは絶句するほどの美しさだった。夕方には田沢湖に到着、チェーンから異音が出始めたのでテント脇で相方の整備をした。天気は台風が接近中なので、雲が多く時折小雨がぱらつく生憎の状態。近くの温泉にて汗を流し、ビールをかっくらって大人しくする事にした。ここのキャンプ場は秋田県の主要都市から近い場所にあり、設備もそこそこ充実しているので客層は家族連れが多い。
荷崩れキャンプ中止の危機
強風が吹き始めた朝の田沢湖キャンプ場を後にし、岩手県雫石に向け移動を開始。ここで、一大トラブル発生。国道を走っている間に後ろにくくりつけておいたテントを落とし、地元の車に教えてもらうまで気づかずに走ってしまったのである。
顔面蒼白になって来た道を引き返すこと5キロ、道端に緑色のテント袋を見つけたときには、全身の力が一気に抜け、独り山奥の国道でヘラヘラ笑っていた。
岩手山裏にある、滝ノ上温泉近くにあるキャンプ場に、幕営を決定。天気は最悪大粒の雨が断続的に降ってくる。台風接近前の特有の現象だ。キャンプ場は閑散としている、サイトの眺めは悪い。周囲を原生林で囲まれ鬱蒼としている。満足な駐車場は無く、荷物の上げ降ろしはサイト入り口の道路わきで荷物を抱えて足場の悪い急な坂道を上り下りしなければならない、非常に不便である。この時のキャンプ場は運悪く、水道が故障していて満足にメシの煮炊きが出来ず難儀はしたが、蛇口をぶん殴ったり元栓をハンマーで叩いたりしてそこはやりすごした。
風呂は、直ぐそばにある民宿「みやま荘」にて温泉に入る。湯加減が必要な熱さ(熱い)だったが、天気は悪いし他にやる事も無く時間も余裕があるので、湯当たり寸前まで温泉に浸かっていた。
八幡平にて
夜通し吹き荒れた風は、朝になって止みはしたものの、すっきりとは晴れず重苦しい空が広がっていた。
雫石から、一端盛岡市内に入り北上岩手山を挟んで反対側の景勝地、八幡平に移動。途中にある「小岩井農場」に立ち寄る予定だったのだが、生憎の天気でその気分も起きず、そのまま通過した。無料解放されて間もないアスピーテラインを西進し、大沼キャンプ場に幕営。ここら辺から天気は回復し久しぶりに太陽の下でテントを張ることが出来たのだが、前日までの雨でサイト内はグチャグチャのヌタヌタ。しかも、森林の中を切り開いたキャンプ場なので日当たりが悪く、空気もじめじめしていた。その上気温が以上に低く涼しいと言うよりは寒かったと記憶している。
キャンプ場を管理しているホテルで温泉に入れると言う事なので、早速頂戴した。露天風呂の眺めは良く、「大沼」が一望に出来た、お湯は真茶色に濁っている鉄分が多量に含まれているせいでいかにも身体に効きそうだった。
雫石から、一端盛岡市内に入り北上岩手山を挟んで反対側の景勝地、八幡平に移動。途中にある「小岩井農場」に立ち寄る予定だったのだが、生憎の天気でその気分も起きず、そのまま通過した。無料解放されて間もないアスピーテラインを西進し、大沼キャンプ場に幕営。ここら辺から天気は回復し久しぶりに太陽の下でテントを張ることが出来たのだが、前日までの雨でサイト内はグチャグチャのヌタヌタ。しかも、森林の中を切り開いたキャンプ場なので日当たりが悪く、空気もじめじめしていた。その上気温が以上に低く涼しいと言うよりは寒かったと記憶している。
キャンプ場を管理しているホテルで温泉に入れると言う事なので、早速頂戴した。露天風呂の眺めは良く、「大沼」が一望に出来た、お湯は真茶色に濁っている鉄分が多量に含まれているせいでいかにも身体に効きそうだった。
画像のライダーは関東近県から来たという。ZZR400に乗って一人で旅を続けている自分と同じようなソロライダーだった。特に連絡先などの交換はせず一期一会だった。
快適だった十和田湖
翌日は朝から快晴、しかし相変わらず気温が低くまるで秋である。前日は濃霧の為素通りしていたアスピーテライン切っての展望地「見返り峠」に向かった(ちなみにここの駐車場は有料、当時)。空気も澄み切っていて清清しい、遠くに見える南部富士こと「岩手山」もはっきり見え、出発2日目の「鳥海山」以来の絶好のツーリング日和となった。そのまま鹿角市を経由して青森県に入った。
今日の目的地は「十和田湖」、途中までは車も少なく順調だったが、湖に直結するR104に入った途端に渋滞にはまった。とくにひどかったのは湖が一望にできる「発荷峠」だった、最初は無理をしてでも寄り道しようかと考えたが、あまりの人と車とバスの台数に嫌気が指し、そのまま素通りした。キャンプ場には事欠かなく取りあえず湖を一周して「滝ノ沢キャンプ場」に幕営する事に決めた。
夕方にもなるとあたりは静まり返り、静かそのもの。湖を一周する道路を走る車の走行音が山に木霊して聞こえてくるだけだった。ここの雰囲気は現在でもとても良かったと記憶している。恐らく、ここら辺に足を運ぶ機会があったら必ずここで幕営する事になると思う。
今日の目的地は「十和田湖」、途中までは車も少なく順調だったが、湖に直結するR104に入った途端に渋滞にはまった。とくにひどかったのは湖が一望にできる「発荷峠」だった、最初は無理をしてでも寄り道しようかと考えたが、あまりの人と車とバスの台数に嫌気が指し、そのまま素通りした。キャンプ場には事欠かなく取りあえず湖を一周して「滝ノ沢キャンプ場」に幕営する事に決めた。
夕方にもなるとあたりは静まり返り、静かそのもの。湖を一周する道路を走る車の走行音が山に木霊して聞こえてくるだけだった。ここの雰囲気は現在でもとても良かったと記憶している。恐らく、ここら辺に足を運ぶ機会があったら必ずここで幕営する事になると思う。
ランプの宿青荷温泉
晴れの天気は昨日の一日だけで、再び曇天。テントを撤収し移動開始。
今夜の宿は前年と同じ「温泉旅館」と決めている。しかも青森県でもかなり有名なランプの宿「青荷温泉」。「十和田湖」から近いところにあるので、ゆっくりとしたペースで走った。
黒石市から再び「十和田湖」に向かう道路の途中で「青荷温泉」に通ずる道に入る、そのドン突きにある一軒宿が「青荷温泉旅館」。お目当ての風呂は露天・内風呂どちらも雰囲気満点で申し分なし。電気照明を一切使わない館内は昼間は薄暗く、廊下ですれ違う人の顔も余りよく分からないほど、話しのネタにはもってこいの旅館だ。
これで、この年の東北ツーリングは終了。後は東北道を南下して途中の蔵王にて再び高速を降り、ペンションにて一泊し自宅に到着した。
今夜の宿は前年と同じ「温泉旅館」と決めている。しかも青森県でもかなり有名なランプの宿「青荷温泉」。「十和田湖」から近いところにあるので、ゆっくりとしたペースで走った。
黒石市から再び「十和田湖」に向かう道路の途中で「青荷温泉」に通ずる道に入る、そのドン突きにある一軒宿が「青荷温泉旅館」。お目当ての風呂は露天・内風呂どちらも雰囲気満点で申し分なし。電気照明を一切使わない館内は昼間は薄暗く、廊下ですれ違う人の顔も余りよく分からないほど、話しのネタにはもってこいの旅館だ。
これで、この年の東北ツーリングは終了。後は東北道を南下して途中の蔵王にて再び高速を降り、ペンションにて一泊し自宅に到着した。