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「1号機原子炉 表面温度下降へ」

「1号機原子炉 表面温度下降へ」


1号機原子炉 表面温度下降へ・・・NHK

福島第一原子力発電所の1号機では、28日から核燃料が出す熱で原子炉の表面温度が上がる傾向にありましたが、東京電力が原子炉を冷やすために入れる真水の量を増やしたところ、温度は下がる傾向にあるということです。

東京電力によりますと、福島第一原発1号機の原子炉の表面温度は、28日午前6時の時点で212.8度だったのが、その後、上がり始め、29日午前2時には、通常の運転中に想定している最高温度、いわゆる設計温度の302度を超えて、329.3度まで上昇しました。

東京電力は、原子炉に入れる真水の量を1分間に113リットルから28日午後8時からは1分間に141リットルとするなど注水の量を増やしました。

29日午後1時の時点では、原子炉の温度は299.4度に下がったということです。

東京電力は「原子炉に入れる水を増やしたあと、温度は下がる傾向にある」として、注水の量を調整しながら、注意深く監視を続けることにしています。

3月29日 20:45更新


▲たまり水除去遅れ 復旧進まず

深刻な事態が続いている福島第一原子力発電所では、1号機から3号機で見つかった高い濃度の放射性物質を含む水の除去が遅れており、冷却機能の本格的な回復に向けた作業は思うように進んでいません。

福島第一原子力発電所では、29日午前11時50分、4号機の中央制御室の照明が点灯し、これで1号機から4号機まですべての中央制御室に照明がつき、暗い建物の中で懐中電灯などを使って行っていた作業が改善されました。

また、1号機の中央制御室では、原子炉の圧力や温度などのデータを表示させるパネルに外部電源を供給する準備も進められました。

一方、深刻な事態を打開するための冷却機能の回復に向けては、原発の至る所で見つかる高い濃度の放射性物質や強い放射線が復旧作業を阻んでいます。

中でも深刻なのが、1号機から3号機のタービン建屋の地下で見つかったいわゆる“たまり水”です。

水の表面の放射線量は、2号機の場合、1時間当たり1000ミリシーベルト以上もあり、現在、水がたまっている場所での作業は中断されています。

このうち1号機では今月26日から蒸気を水に戻す復水器と呼ばれる装置の中に、水をくみ上げる作業が進められていますが、東京電力によりますと、水位はやや下がったものの、具体的にどの程度減ったかという情報は入っていないということです。

この方法は、2号機と3号機でも行うことになっていますが、復水器の中が別の水で満たされていたため、この水を近くにある別のタンクに移す必要が出てきています。

さらに、この別のタンクにも水が入っていることが分かり、作業はいわば玉突きのように水を移し替えながら進められています。

東京電力によりますと、3号機は28日午後5時半すぎから、2号機は29日午後4時45分から作業が始まっていますが、水がどこから漏れてきているのか原因は分かっておらず、水をいつ取り除けるのか見通しは立っていません。

また、28日に2号機のタービン建屋の外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネルで見つかった強い放射線を出す水については、水位に大きな変化はなく、東京電力は外部に漏れ出ないよう監視を続けています。

東京電力では、まずはタービン建屋の地下のたまり水の排水を優先し、冷却機能の回復に向けた作業を急ぎたい考えですが、相次ぐ高濃度の放射性物質の漏えいで、放射線量の高い場所での作業ができない状態が続いており、復旧作業は思うように進んでいません。

3月29日 20:45更新


▲“原発津波対策 考え方示す”

深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所で、29日午前11時50分、4号機の中央制御室の照明が点灯し、復旧に向けた作業環境が一つ改善されました。

福島第一原子力発電所では、外部からの電源を復旧させる作業が進められていて、今月22日に3号機、24日に1号機、26日に2号機で中央制御室の照明が、それぞれ点灯しています。

東京電力では、残る4号機について作業を進めていましたが、29日午前11時50分に照明が点灯したということです。

これで福島第一原発では、1号機から4号機まですべての中央制御室の照明が点灯し、暗い建物内で懐中電灯などを使って行っていた原子炉の圧力や温度の確認など、作業環境が一つ改善されたことになります。

このほか東京電力では、外部からの電源を使った計測機器の復旧を進めているほか、1号機では作業員が通信手段として使っているPHSを、29日にも使えるように作業を急いでいるということです。