こちら気象系の腐的小説となっております。


閲覧の際はくれぐれもお気をつけください。



ヴーヴー……


普段カズさんがどんなに大きな音に目覚ましをセットしても起きられない俺だけど、


今日だけは寝る前にスウェットのズボンに、忍ばせておいたスマホのバイブレーションだけでハッと目が覚める。


だって今日は俺とカズさんが出会ってから初めてのバレンタイン。


普段めっきり料理はしない俺だけどこんな日だけは手作りのチョコレートで日頃の感謝の気持ちを伝えたい。




……そう思って作り出して早四十分。


俺はいつも上手い飯を作ってくれるカズさんに感謝と尊敬の念を抱きつつ、3回目にしてやっと無事に水没することなく湯煎に成功したチョコレートを見て思わずため息をついた。


俺が作ろうとしているのは初心者でも簡単と銘打っていた生チョコレート。


でももう既にここまでやっただけで正直疲労困憊でこれから生クリーム入れて色々するとか考えただけでも頭が痛くなる。


どうしたらこれ以上苦しまずチョコレートが作れるか、必死で考えていたその時、


「何やってるの?」


後ろから抱きついて寝起きの掠れた声で耳元で囁く声がした。


「か、カズさんっ、もう起きたんですか?」

「ん。…ショウが居なかったから

んで、なんでチョコレート?……あぁ、そっか、俺に作ってくれようとしてるんだ。」

「そう、なんですけ…ど、」

「ん?なに?

……まさか失敗し過ぎてこれ以上作れませんとか?笑」

「うっ、」


図星すぎて何も言えない俺にくふふと笑ったカズさんは


「大丈夫。チョコさえ溶かしてくれればバレンタインは楽しめるんだよ?」


そう言って何故か俺をバスルームに連れてゆく。そして、その手には溶けたチョコレートが入ったボール……


「え、ちょっとカズさん、まさか……」

「ん?

あぁいいだろ?風呂ならすぐに流せるし。」

「だからってこんな……」

「じゃあどうやって俺は食えばいいんだよ笑

このまま飲めってか?笑」

「うっ、そ、それは……」

「ふふ、さぁショウ、俺とエッチなことしよっか」


その後、何度も何度もチョコレートをカラダに塗られ舐められ塗って舐めを繰り返し


気づいたら店の開店時間過ぎてて大目玉をくらったのはここだけの話。

ホストな2人のバレンタイン  END