脳梗塞は発生から4時間内が対応の分かれ目とされているが
私は夜中に右腕右足が動かなくなったが、そのまま寝た(笑)
そして、6時間が経過した朝、のんきにコーヒーを淹れていた。
その時、また痺れた。今度はぼんやりした。
たまたま、奥さんが私の顔を見て「具合が悪のか?」と尋ねた。
たまたま、奥さんは運転が上手だった。
偶然だが、奥さんの通勤経路に脳神経外科があった。
幸運なことに10分で到着した。
早朝だった。
早番の看護婦はまだ出勤してこない。
誰もいない玄関先のベンチに座っていると、なぜか
私服の女性が現れ「受診ですね、守衛がおります、こちらへどうぞ」
と「救急」と赤いランプが灯る守衛室へ案内してくれた。
この女性は、誰なのかいまだに分からない。
そこには、人材派遣センターから来たバイトの守衛ではなく
私を問診できる、決裁権のある守衛がいて、私の話に、すぐに
医師に電話を入れた「私の判断で受けましたので、お願いします」
そう言った。
私の両手には「神秘十字線」がある。
いざと言うときに、先祖の加護が「人の姿」「不思議な力」となり
助け導くとある。
20年前の腎臓癌もそうだった。
癌の初期は痛くもかゆくもない。末期になってやっと痛む。
だから手術の執刀医は私に尋ねた。
「どうして、病院に行こうと思った?」
「身体の底から突き上げるような、痛みが繰り返し来たのです」
医師は、無表情に私の顔を見つめ、しばらく無言だった。
