ラグビーでもやってましたか?と今度は尋ねてみよう

前菜は、トマトとリンゴのアヒージョ、冷たいスープ。うまい。

 

このシェフは牡蠣のレシピを伝えるために、わざわざ「養殖業者」を呼んできた。

わたしたちは、まるで作業場からてくてく歩いてきたような恰好の兄貴から、話を聞いた。

 

シェフは大男なので、天井の上から、陽気にしゃべる。

鯛の蒸し煮はほとんど塩を使っていない、まるごと素材。

 

しかし次のスペアリブは、しっかりスパイスしてあった

われわれは無言で、骨にしゃぶりつく。

みんなライオンになる。

 

驚いたのはイチゴ(あまおう)にオリーブオイルをかけ、その上から溶けたモッツァレラチーズ

不気味と思うなよ、これが美味い。

 

そして大男は、テラスでワインを飲んでいた、洒落た男を紹介してくれた

「雲仙普賢岳で、シェフをやっている人です、今度長崎にゆくことがあったら、寄ってみて」

 

紹介された男は007、ショーンコネリーに似ていた。