理想の間取りは?

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北海道 中川郡 豊頃町は、帯広十勝という地方都市の
港となった町だが、鉄路が敷かれてから、その使命は消えた。
開拓民たちは、わたしの家の前を流れる大きな川を遡り
アイヌが居住する帯広へ向かったが、100年は一瞬だった。
いったいいつ、繁栄したのかわからないまま
今から20年の間に、一気に過疎は進み
マイカーが普及してからは、バスが消えた。
学校が消え、駅が消え、商店が消え、父の職場が消えた。
 
北海道の過疎は、我々の回想を許さないくらい速い。
 
両親は大きな家を建てた。庭も広く、裏庭の畑も広く。
庭には桜が、裏の畑にはアスパラガスが豊かに実った。
 
少なくとも、この大きさであるなら、200~300万の価格がつく
そう踏んで、不動産鑑定士を呼んだが。
 
「残念ですが、価格がつきません、0です」
なぜなら・・と彼は言った。
インフラがありません、病院、バス停、駅、商店街、コンビニですらない。
何をするにも不便の一言に尽きているのです。
 
べつにここは山に囲まれた、へき地ではない。
周りは大きな住宅地なのだ。
車があれば、すべての要件は満たされる。
車さえあれば。
 
20分で隣町、30分で地方都市へ出ることができる。
「これを不便と言うのか?」わたしは怒った。
いや・・そんなことを怒ったのではない。
 
両親が建てた「素晴らしい家」に対しての評価が「ゼロ」だったこと
それに怒ったのだ。