新国立劇場
11月4日(日) 13:00~
3時間45分(休憩含)
4時間近い舞台でしたが、長さを全く感じさせませんでした。
戯曲、演出、役者、全てが素晴らしかったですね。
お話は、魔女裁判をモチーフに書かれているのですが、このお話を今の社会に当てはめて考えるということも、もちろんできるでしょうが、私は、一人一人の人間の物語として観ました。
人間というのは、登場人物一人一人であるし、そのうちの誰かを自分に当てはめても観ることもできるでしょうし。
舞台は、余計なものは何もなく、シンプルそのもの。
私の好きな形です。
こういう舞台は、役者がしっかり観れていいですね。
最近のテレビなどでは、映像やキャプションでいろいろ説明しようとするけど、そうじゃないと思うのです。
シンプルな中で役者で表現しないと。
写真はロビーにあった、舞台の模型。
で、この舞台、もちろん杏ちゃんを観に行ったのですが、他の役者も凄かったです。
まず、池内くん、そして池内くんの妻役の栗田さん、この二人がよかった。
池内くんは何度か杏ちゃんと共演していたので観たこともあったのですが、今回は特に凄かった。
栗田さんは初めて観たのですが、最初からいい演技をしていて、注目していました。
そして、ラストのこの二人の演技は圧巻でした。
それから、裁判の場面、杏ちゃんが新たな証言に来たメアリーを追い詰めて行きます。
このときの、メアリーを演じる深谷さんも、なかなか素晴らしかったです。
ま、これだけの舞台ですから、いい役者を揃えているのは当然ですが、今回は杏ちゃんだけでなく、他の役者さんの演技もよく見えたような気がします。
さて、物語を通して、杏ちゃん演じるアビゲイルの役ですが、単純に話の筋でみると、プロクターの妻になるため、今のプロクターの妻を魔女にしたてて葬ろうとしたが、失敗し、プロクターが絞首刑に、身の危険を感じたアビゲイルは、逃げてしまった。
そんなところでしょうが、そんな単純なことでもなさそう。
プロクターはアビゲイルを娼婦だとし、自身は一回だけの過ちだとし、ラストの演技で、最後は正義のため絞首刑になり、妻も愛し抜いた、となりますが、そもそも、プロクターはアビゲイルのことをどう想っていたのでしょうか。
また、アビゲイルはプロクターのことを、どう想っていたのでしょうか。
プロクター目線で観るのと、アビゲイル目線で観るのとは、違った印象になるのかも。
その辺りは、次の観劇で、じっくり観てみたいです。
2幕の最初の森のシーンが鍵になりそうです。
杏ちゃんと池内くんの演技をしっかり観ないとですね。
ところで、観劇後に、感想をツイートしたのですが、これをあんちゃんがRTしてくれました♪
ま、「るつぼ」の感想のツイートはほぼ全部RTしているようですが、それでも嬉しいですね。
昨日,久しぶりに地元のミニシアターに映画を観に行きました。
(このミニシアターはもしかして吉祥天女(2007)以来!?かも)
地元の私鉄,ことでんの開通百周年記念の映画で,地元ではちょっと話題になっていて,映画館と篠原さんをツイッターでフォローしていたので,私のTLにもずいぶんこの映画の話題が並んで,少し気になっていた映画でした。
上映が1週間延長になり,今週の金曜までということで,見逃してはいけないと,仕事休みとって行ってきました。
なんと,上映3週目に入っているのに,レディースデイということもあったのか,満席!
映画の満席というのも(初日舞台あいさつ付とかを除くと)久しぶりでした。
内容は,地元ロケの映画でしたが,ことさらに地元ロケを強調するでもなく,自然にストーリーを追って行けました。
ストーリーはそれほど大きな展開があるという訳でもないのですが,映画のところどころに,台詞のところどころに,監督の思いとかこの映画を製作したエネルギーとか,そういうものがあふれていて,ちょっと感動してしまいました。
監督やキャスト,スタッフの思いがここまでストレートにぶつかってくる映画って,初めてかも。
県外での公開がどうなっているのか分かりませんが,地元の人以外にもお薦めできる映画でした。