ナイロン100℃ 38th SESSION 「百年の秘密」

本多劇場

4月23日(月)19:00~

アフタートーク 犬山イヌコ×山西惇×ケラリーノ・サンドロヴィッチ


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先週もでしたが,東京出張に合わせて観劇。

初めての本多劇場に初めてのナイロン100℃。

全く予備知識なしで観ました。


最初に,イントロのあと,物語の登場人物が紹介されますが,全員カタカナの名前(どの国かわかりませんが,外国の設定)。

ある一家を中心に,そこに関連する人々のお話らしいが,そういう人間関係をすぐに理解するのが苦手な私としては,それだけで構えてしまいます。

(パンフにはその一家の系図を中心とした人物関係図が載っていて,観劇後にお読みくださいとありますが,観劇前にじっくり頭に入れていたらよかった。。。。)

しかも,時間軸が何度も前後するので,ますます私にとって難しいお話になります。

結局物語の全体像をつかめないまま,終わってしまったような感じでした。。。


後の,アフタートークで,ケラさんが,もう一度観たらよくわかります,と言っていましたが,ほんと,理解するにはもう一回,もしくは数回観なければ。

GWあたりはみんな観劇はしないようで,まだチケット余ってますとも言っていましたが,東京に住んでいたらもう一度チケット取るかもしれませんが,流石に地方の者にはそれは厳しいですね。


舞台のセットですが,中心となる一家の屋敷を表しているのですが,これが,室内でもあり,室外(庭)でもあり,両方を表しています。

ときおり,テーブルやソファーの位置を変えますが,基本的にはこのセットのまま最後までお話が進みます。

この,室内なのに木が生えているとか,室外なのにソファーがあるとか,2つの具象的なセットを重ね合わせたようなセットは,今回の舞台の大きな挑戦的な部分であったそうです。


1つが2つを表しているのは,以前SISTERSのときに,1つのセットで2つの部屋を表している舞台を観ているのでえ,特に違和感はなかったですし,そういった演劇的手法は,私は好きです。

ただ,SISTERSの時は,同じセットでホテルの別の部屋を表していたのに対して,今回は室内と室外といった全く違うものを,しかも抽象的ではなく,具象的なセットを重ねて作ってあるのは斬新でした。



物語は,最初にも書いたように,よく分かりませんでした。

ある一家の百年間程度の歴史の中,時間軸を前後しながら,ところどころにスポットを当てて,そこでのお話が展開されていくので,じっくり観ていると,後から,あ,あの場面はそういうことだっったのか,と分かってくるようなところがあるようなのですが,それぞれの場面の意味合いが最初はちょっとつかみにくいので,やっぱり難しかったなぁ。


以前,トップ・ガールズを観たときも,戯曲を読んで,6回も観たのですが,時間軸が数年の範囲で前後するので,やっぱり私にとって理解しにくかった。


それが,今回は何十年の範囲で時間が前後しているのですから。


もう一回観劇というのは難しいですが,DVDが出るようなので,それを買ってじっくり観直したいと思いました。



さて,上演時間等の案内はHPには出ていなかった(今見ると,ナイロンの20日のブログに,15分の休憩込で3時間20分とありました)ので,流石に平日夜19:00開演なので,せいぜい2時間半程度だろうと,勝手に思って観に行ったのですが,アフタートーク付きで終わると23:00を回っていました!

ホテルに着いたら日付が変わったところでした。

これ地方でやったら,終電がないとか,大変なことになりそう。

その前に,23:00過ぎまで開けてくれる劇場自体,地方にはなさそう。。。

せめてもう30分開演を早めたらと思ったのですが,そんなものなのですかね。