いいドラマでした。



ある原作をドラマ化しようとすると,原作者の意図を離れて,製作者サイドの考えが反映されてしまうことがあると思います。


とくに,この「白旗の少女」や,前作の「遥かなる絆」のように,戦争とか中国残留孤児とかを扱った作品ならなおさらだと思います。


「白旗の少女」の原作本のあとがきに,「わたしの体験が曲解されて報道されたり,わたしのあずかり知らぬところで紹介される機会も増えてしまいました。」とあります。


そういうこともあって,私は必ず原作にあたるようにしています。


原作からは,作者の壮絶な体験と,そこから作者が伝えたいことが,読み手にきちんと伝わってきたと感じました。


ドラマ化に当たっては,できるだけ原作に忠実であってほしいというのが,原作を読んだときの私の感想でした。


ドラマを観ると,もちろんドラマとして脚色した部分はありましたが,それが原作の意図を壊すといったものでもなく,全体として原作に忠実に作られていて,原作者としても満足のいく作品になっていたのではないかと感じました。


「テレビ東京開局45周年記念ドラマ」と銘打っただけあるドラマだと思いました。





さて,そんな素敵なドラマだったのですが,ま,原作を読んだ時に分かってはいたのですが,9:57に富子はねえねえたちとはぐれてしまいました。


あ,1時間持たなかったか。。。。


って,そんなこと思いながら観るのも作品に失礼だと思いましたが。。。


でも,思ったとおり,ラストの富子とねえねえたちの再会シーンはよかったですよね。


流石杏ちゃん,きっちりいい仕事をしていました。