最近タッチパネルが増えてきた。

iPhone、iPad、カラオケ、自動販売機などでよく見かけるタッチパネル。
なんかこう、未来に生きてる感じがする。

そのうち学校教育でも導入されるんだそうだ。
確かに教科書もいらないし、ノートもいらない。
便利に越した事はない。









しかし

ノートと教科書がなくなるのは寂しい。
思い出だらけ。思い出がいっぱい。大人の階段のぼる。


•教科書を忘れて隣りの好きな女子に見せてもらう緊張感。

•学期を通して制作されたハイクオリティパラパラ漫画

•最初のページだけ気合を入れて、二ページ目から汚くなっていくノート

•算数の文章問題に出てくる正君とよし子さんへの落書き

•前日に時間割をみてランドセルに詰め込む作業

•『ジャポニカ学習帳』の安定感

•ノート忘れた友達に破って紙をあげたら、そっから崩壊していくノート

•先生の似顔絵が書かれた四隅




どうだろう。これだけある。
これらが電子に集約されるのは寂しいだろう。

ちなみにこんな偉そうな事を言ってる僕は高校から教科書やノートを持っていかなくった。
理由は『ギターケースに入り切らない』からだった。
完全に舐めてる。
こんな思い出語っときながら舐めてる。

朝の廊下でギターケースだけを持った僕を見た先生の

『お前、学校になにしに来てんだ笑』という台詞と数学二点の記憶は拭い去れない。
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