しんとして 幅廣き街の 秋の夜の 

玉蜀黍の 焼くるにほひよ

石川啄木







大通公園の片隅に

石川啄木の短歌と銅像があります。


上の短歌は札幌の街を詠ったものです。


明治時代も焼きとうもろこしが売られていたのでしょうか。


今もとうきびワゴンから香ばしい香りがしています。


写真は遡り、今年の5月のある日。

さっぽろライラックまつりの前に行った時のものです。

今年は早く花が咲き、とうきびワゴンもまだ開いていなかったので、ライラックの香りが公園を覆っていました。



















札幌の木ライラック。

吉井勇氏の歌碑も大通公園の片隅に。


きっと、札幌市民が後世もリラの花に囲まれて楽しく暮らしてほしいという、願いを込めて詠ったのでしょうか。





大通公園は一年中、お祭りやイベントがあって、人がたくさん集まります。


有名なのはSAPPORO雪まつりですが、個人的に札幌は夏がオススメなんですよ。


緑豊かな街並み

噴水の周りで水しぶきに喜び走り回る子どもたち

眩しい陽射しを遮ってくれる木々が風に揺れて

木洩れ陽が乾いた土の上に光と影を落とします。

心地よい風が涼やかに梢を揺らして。


公園に並ぶベンチで持参したお弁当を食べたり。




しばらく大通公園に行っていないのでお弁当を持って行きたいですね。


お弁当って言っても、簡単におにぎりを握るだけですよ。(о´∀`о)❀









































歌集の「一握の砂」には北海道で過ごした時の歌が収められています。




以前は教科書に載っている歌しか知らなかったのですが、改めて読んでみました。


哀しくて、切なくなる。


少し重たくも感じましたが。(^_^;)



下の歌はとくに好きだなって思った歌です。





東海の  小島の磯の 白砂に


われ泣きぬれて  蟹とたわむる




頬につたふ  なみだのごはず 一握の

砂を示しし  人を忘れず




馬鈴薯の うす紫の 花に降る

雨を思えリ 都の雨に





さらさらと 雨落ち来たり 庭の面の

濡れゆくを見て 涙わすれぬ

石川啄木

(この中ではとくにこの歌が好きです。)







If it were possible to heal sorrow by weeping and to raise the dead with tears, gold were less prized than grief.



もし泣くことで悲しみを癒し、
涙によって死者を蘇らせることができるならば、
黄金は苦悩よりも珍重されていなかっただろう。

ソポクレス





 It’s better to cry than be angry, because anger hurts others while tears flow silently through the soul and cleans the heart.


怒るよりも泣く方が良い。
怒りは他人を傷つけるが、
涙は魂を静かに流れて心を綺麗にするから。

ヨハネ・パウロ2世






Thank you for everything.
I really appreciate your kindness. 
Thank you as always. 
I really appreciate it.
How is everything?
Please let tomorrow be a good day also.
good night and sweet dreams .