前回の続きです。
村は稲の収穫の時期を間もなく
迎えようとしていました。
この村は秋を告げる
鐘の音で稲刈りを
一斉に行っていました。
その
鐘は
はずれの古びた
教会に
有りましたが、代々の村長の
言い伝えで、
だれびとであっても触れることは、
許されていませんでした。
その
鐘は、『神様』だけが触れることが出来る
有難い鐘だったからです。
『あと少しで収穫を知らせてくれるあの
鐘が
鳴るころだなぁ~。』
『そうだね。今年も
豊作のようだからねぇ~。
有難いよ、あの
鐘がこの村を守ってくれていて
毎年
豊作にしてくれてるからねぇ。』
『そうだなぁ~。
有難いよなぁ~。』
『鐘のお蔭でこの村がどんなに
雨が
降らなくても
水不足もないし、
水害で稲や作物が
ダメになったと思っていても
収穫の時が来れば、必ずと云っていいほど
豊作を齎してくれるからホンとに有難い鐘だぁ。』と
話をしていました。
その話を日頃から
耳にしていたトムは、
悪戯心を抱いていて、ある日
仲間達に
『あの鐘を俺達が勝手に鳴らしてやろうぜ!
大人達の慌てた顔が楽しみだ!』っと
言い出したのです。
しかし、他の子供達は『俺、嫌だよ!あの鐘は
絶対に触っちゃいけないって、とうさんに言われる。』
『俺んちもだよ!あれは、神様が触れる鐘だから
触っては、ダメだ!っ云われてるよ。』
『俺も嫌だよ!罰当たりなことは、止めようぜ。
そんなことよりさぁー、他に面白いこと探そうよ!』と
三人ともトムに反対しました。
トムは、『お前達が嫌なら、俺ひとりでもやるから
いいよ!』と仲間を振り払うようにしてトムは、
村はずれの古びた教会の中に有る
鐘を
鳴らしに一人で行き、力強く鐘を鳴らしたのでした。
その音は村中に響き亘り、村人達は、
『可笑しいな?収穫の時期には、まだ少し
早いようだが…。』
『今年は、いつもの年より、早いんじゃないかい?』
『でも、神様が知らせてくださったんだぁ。収穫だって
ことだよ!』と、一斉に農作物の収穫をしたのです。
ところがトムの仲間のひとりがそのこと事を父親に
つい告げてしまって、トムが悪戯心から
鳴らしてしまったことが露見してしまったのです。
トムは、村人達の中を掻き分けるように
集会場の中心に突き出されてしまいました。
そして、村長から『神様が触れる鐘を勝手に
触れおって!この罰当たり目!可哀そうだが、
お前が、いくら子供でも村の決まり事は、曲げる
訳には、いかない。
お前が16に成るまで村の牢に投獄する!』と。
『投獄!?たった鐘を鳴らしただけじゃないか~。
それなのに酷すぎだー!』とトムは大声を張り上げて
村人達に云いました。
しかし、どの村人も、村の決まり事に異語を
口にする者は居ませんでした。
しかし、牢に入らなくて済む、あるいは、
早く出られる条件があったのです。
村長は、その条件を村人の前で云いました。
『このトムが牢に入らなくて済む為に
誰か、トムが可哀そうだと思うのなら、トムの
保護者に成ると名乗りでてくれないか、
保護者になった者が責任を持って監督するのなら
途中でも取りやめることが出来るのだ。
誰か保護者になる者は、いないか?』と云うのでした。
いくらトムが、日頃から大目に見てもらっていても
受け入れてくれる者は、誰もいませんでした。
そして、トムは、16の誕生日まで、投獄されること
になってしまいました。
つづく
今回は、この辺で失礼します。<(_ _)>
いつも読んで頂き、有り難うございます。(*^_^*)
また、読んでくださいね。(^_^)/~
村は稲の収穫の時期を間もなく
迎えようとしていました。この村は秋を告げる
鐘の音で稲刈りを一斉に行っていました。
その
鐘は
はずれの古びた
教会に有りましたが、代々の村長の
言い伝えで、
だれびとであっても触れることは、許されていませんでした。
その
鐘は、『神様』だけが触れることが出来る
有難い鐘だったからです。『あと少しで収穫を知らせてくれるあの
鐘が鳴るころだなぁ~。』
『そうだね。今年も
豊作のようだからねぇ~。有難いよ、あの
鐘がこの村を守ってくれていて毎年
豊作にしてくれてるからねぇ。』『そうだなぁ~。
有難いよなぁ~。』『鐘のお蔭でこの村がどんなに
雨が降らなくても
水不足もないし、水害で稲や作物が
ダメになったと思っていても収穫の時が来れば、必ずと云っていいほど
豊作を齎してくれるからホンとに有難い鐘だぁ。』と話をしていました。
その話を日頃から
耳にしていたトムは、
悪戯心を抱いていて、ある日
仲間達に
『あの鐘を俺達が勝手に鳴らしてやろうぜ!
大人達の慌てた顔が楽しみだ!』っと言い出したのです。
しかし、他の子供達は『俺、嫌だよ!あの鐘は
絶対に触っちゃいけないって、とうさんに言われる。』
『俺んちもだよ!あれは、神様が触れる鐘だから触っては、ダメだ!っ云われてるよ。』
『俺も嫌だよ!罰当たりなことは、止めようぜ。そんなことよりさぁー、他に面白いこと探そうよ!』と
三人ともトムに反対しました。
トムは、『お前達が嫌なら、俺ひとりでもやるからいいよ!』と仲間を振り払うようにしてトムは、
村はずれの古びた教会の中に有る
鐘を鳴らしに一人で行き、力強く鐘を鳴らしたのでした。
その音は村中に響き亘り、村人達は、
『可笑しいな?収穫の時期には、まだ少し早いようだが…。』
『今年は、いつもの年より、早いんじゃないかい?』
『でも、神様が知らせてくださったんだぁ。収穫だって
ことだよ!』と、一斉に農作物の収穫をしたのです。
ところがトムの仲間のひとりがそのこと事を父親に
つい告げてしまって、トムが悪戯心から
鳴らしてしまったことが露見してしまったのです。
トムは、村人達の中を掻き分けるように集会場の中心に突き出されてしまいました。
そして、村長から『神様が触れる鐘を勝手に
触れおって!この罰当たり目!可哀そうだが、
お前が、いくら子供でも村の決まり事は、曲げる
訳には、いかない。
お前が16に成るまで村の牢に投獄する!』と。『投獄!?たった鐘を鳴らしただけじゃないか~。
それなのに酷すぎだー!』とトムは大声を張り上げて
村人達に云いました。
しかし、どの村人も、村の決まり事に異語を
口にする者は居ませんでした。
しかし、牢に入らなくて済む、あるいは、
早く出られる条件があったのです。
村長は、その条件を村人の前で云いました。
『このトムが牢に入らなくて済む為に
誰か、トムが可哀そうだと思うのなら、トムの
保護者に成ると名乗りでてくれないか、
保護者になった者が責任を持って監督するのなら
途中でも取りやめることが出来るのだ。
誰か保護者になる者は、いないか?』と云うのでした。
いくらトムが、日頃から大目に見てもらっていても
受け入れてくれる者は、誰もいませんでした。
そして、トムは、16の誕生日まで、投獄されること
になってしまいました。
つづく
今回は、この辺で失礼します。<(_ _)>
いつも読んで頂き、有り難うございます。(*^_^*)
また、読んでくださいね。(^_^)/~