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主演・木村拓哉の映画・「武士の一分」、


時は江戸期の幕末、奥州・出羽の国の海坂藩。

主演は木村拓哉が演ずる・三村新之丞で盲目の藩士、併せて、歌舞伎役者としても主演を張るほどの人物で、演じるは坂東三津五郎が実に憎まれ役の悪役で演じているのも見所の一つです。


原作は藤沢周平で、現在の鶴岡市の出身であり、藤沢作品の舞台として御馴染みなのが、度々登場する架空の藩・「海坂藩」(うなさかはん)なのです。 

現在の山形県鶴岡市は、出羽三山などの三方を山に囲まれていて、西は日本海に臨む地にある。 この地の主家である酒井家の庄内藩を元にして作られています。


映画は、「武士の一分」の他にも、「たそがれ清兵衛」、 「隠し剣 鬼の爪」などが上映されているが、これは、柴又の“寅さんシリーズ”で御存知、山田洋次監督の時代劇三部作ともいわれます。

特に、第3作目のこの作品は木村拓哉、檀れいが主演し、興行収入が40億円を超える名作となり、松竹映画としては歴代でも最高記録を樹立したという。 



それにしても、幕藩時代に布かれた武家制度は、身分や家柄が自由な恋愛を束縛し、派閥抗争など悲劇的な結末を迎えるストーリーが多い。

上司の命令は絶対であり、生まれながらにして下級武士や貧農家庭で育った者のやるせなさは、現代・サラリーマン時代と同質のものであろう。

藤沢周平は我々に本当の豊かさ、人を愛することを優しく諭しているようである。

尚、藤沢周平は、江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した。とくに、架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」を舞台にした作品群が有名であり、多くの作品が映画にもなっている。



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