姪の結婚式 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

姪の結婚式

妻は兄が3人、弟が一人いる。
わしには姉が一人いる。

その子供たちはほとんどが同じ年頃である。

昨年はわしの姉の二人の子供の結婚式に出席した。
いったん、始まると続きそうな予感がしていた。

さっそく、今年の5月の連休に、妻の弟の娘の結婚式がある。
九州の久留米である。
一般の人はゴールデンウィークで休みなのでええじゃろうが、スーパーに勤めるわしとデイサービスに努める妻は基本的にゴールデンウィークもくそもないのである。

よって、5月4日の結婚式の前日は、仕事を終えてから新幹線で久留米まで行き前泊することとした。
久留米ステーションホテルにネットで予約を入れる。
すでにシングルしか残っていないがどうにか予約できた。

次は新幹線と特急の指定席の予約。
ちょうど一か月前から購入できるので、会社の帰りに駅のみどりの窓口へ寄る。

ゲゲ。
めっちゃ並んでいる。
皆、同じことを考えているんじゃろう。

「列の最後はどこですかぁ?」
などと、白杖をかざして叫ぶと、恒例のおっさんが場所を教えてくれる。
30分くらい並んでどうにか指定席と乗車券の購入完了。

見えないわしが切符を買うとなるとちとややこしい。
頭の中で列車の連結を想像しながら、窓口のお姉ちゃんの乗り継ぎ候補を聞く。
時間と列車が決まったら席をどこにするか?
これも頭で想像してトイレ近くの入り口近くで頼む。

支払はクレジットカードなのでサイン必要。
サインする場所があいている必殺カードを持っているのでそれを署名の箇所にあててもらって自筆でサインする。

久しぶりに文字を書く。
自分の名前なので感じは忘れていないが、思うように書けない。

そう、指でボールペン持っての力の入れ具合がようわからんのである。

どんな風に書けているのかわからんがどうにか署名完了。

そして、最後に、
「これが行の乗車券、これが新幹線指定席特急券」
と説明を聞きながら袋に入れてもらうが、耳で聞いて確認するしかない。
見えれば、自分でも確認できるが、それができんのでどうも不安である。

自宅に帰ってから娘に、あらためて読んでもらい納得した。
面倒である。

久留米は鹿児島への九州新幹線が通っているので、博多で「つばめ」なる新幹線で乗り継ぎ、15分で久留米に到着する。
便利になったね。

4日の結婚式の後は、妻の兄弟や親せき連中と一緒にマイクロバスで長崎県諫早の妻の実家に行く。
翌日の5日に実家近くで父親の88歳の米寿のお祝いをするそうな。

その夕方には特急の「かもめで博多まで行き、博多からは「のぞみ」で姫路に8時30分には付く。

1か月前から、こげにバタバタせんにゃあいけんので苦労しましたです。
まあ、これで、一安心かなぁ?