白杖歩行 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

白杖歩行

最近、バス通勤でもやっと吹っ切れたような気がする。
結局はあまり気にせず考えず自然体でバスに乗ることだと思う。

そうすると、バスの運ちゃんもおばちゃんもお姉さんも「ここあいてますよ。」と声をかけてくださる確立が高くなってきた。

あっ、そうなってもおっさんはだめですね。
声をかけてくださる方のそれぞれ40%がお姉さんかおばちゃん、そして20%が40歳前後のサラリーマンですね。

信号がない横断歩道を渡ろうと待っている時なんぞ、若いOLが「いっしょに渡りましょうかぁ?」と右ひじ出してくれるとちょっとドキドキしてしまいますね。
わしみたいなおっさんによう声かけてくれるなと感謝なのです。

そして、最近気がついたのですが、わしの誘導ブロックにそっての白杖歩行。
わりあいすいすいスムーズに行く時と自分でもちょっと歩いていて怖い時がある。

それはどうやら、その日の目の調子からくるんじゃと思う。
こんなわしの目でも、少しは周辺部に視野が残っているんじゃが、中心部はほとんどだめ。

それでも調子のええ時に、その中心部の白いもやが少し晴れている時があるんですねぇ。
そんな時は調子よく歩けているんじゃと思うのです。

逆にいつもの真っ白け状態じゃとやっぱし誰かがわしの杖につっかからないか?誰かがぶつかってこないか?前に車が止まっていないかなどびくついているんです。

これで周辺部もダメダメ状態になり、完全に見えなくなってしまったらちとやばいかもと思ってしまうのです。

夜は夜でRPにて鳥目状態なんじゃけど、逆に道の側の該当は感じることできるのでいけてるけど、これも見えない真っ暗状態で誘導ブロックもないと歩けないかもです。

まぁ、幸いここ10年、目の眼底の状態は変化ないようなのでどうにかなるかと思ってるのでした。