雨の中の白杖歩行 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

雨の中の白杖歩行

今日は一日雨が降っていた。
会社からの帰宅途中、かさをさし、7時前後の薄暗い中帰った

家の近くまできたときにはすっかり暗くなっていた。
わしはRPなので周辺部はかすかに見えてはいても暗いところは見えない。
けれど、暗くなれば該当の明かりを周辺部の視野で確認しながらどうにか帰るることができる。

ところが今日は雨が降っていて、かさをさしているので、前方左右の上の該当が見えない。
よってまさに白杖の感覚のみを頼りに歩くこととなった。

すると、あれっ、行き止まりじゃ。
まだまっすぐ行けるんじゃないかと右方向に白杖をする。
そこも行き止まり。
どうやらいつもの道路の左側にある駐車場に迷い込んでしまったみたいである。
雨の音がうるさくて周りの状況がわからん。
人が通るのもわからん。
フーと息をはいて落ち着いて、周りの様子を伺う。
すると、前方で横切る車の音が聞こえた。
それを頼りに右斜めに歩を進めた。
もちろん白杖すりすりである。

ようやっといつもの道路に出ることができ家までたどりついた。
家の周りには川やどぶなど危険な箇所はないのであせることはないんじゃが、昔、白杖持っていなかった時などはこんな状況で歩行していると、必ずどぶや即効などに足をはめてむこうずねなどおもいっきし打ち付けていたもんだと思い出す。
いやな思い出・・・・。

あーー、あいかわらず困ったもんですね。
こんな時、盲導犬がいればええんじゃが、なかなかそうゆうわけにもいかないし。
慎重に歩かねばと思った帰り道なのでした。