両手ふって歩く | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

両手ふって歩く

今日も夕飯食ってからウォーキングに行く。
折り返し地点を通過し、最後のいつもの通勤路を妻と歩く。
狭い道ではいつもどおりに妻の右ひじを持って歩く。
そしてお城周りの講演に入ってからは妻のTシャツのお知りの上らへんをつかんで歩く。
そして最後のまっすぐな道ではわしの両手を自由にして歩く。
この道は広く、街灯も明るく、車もめったにとおらないので道の真ん中を歩いても支障ないのである。

わしは周辺部の視野がまだら状に残っているので左端の妻の姿を感じながら久しぶりに両手を振って自力で歩いた。
何年ぶりで外の道を白杖なしに歩いたのだろうか。
めっちゃ気持ちよかった。
両手を思いっきりふっていざとなれば妻が注意をしてくれるので安心してまっすぐ歩く。
まだ見えていた頃はこんなふうに歩いていたんだよねぇなどと感慨にふけりながら歩いた。
いつもこんなふうに歩ける日はくるんかなぁ?
そんな日がきたらええのになぁ。
白杖使えばある程度自由に歩行はできるのだがこんなふうに両手ふって歩けるわけじゃあないしなぁ。
今後の科学と医学の発展を望む。
ヨロシク!