結婚指輪
わしは左手の薬指に結婚指輪をしている。
26歳の時に結婚してからずっとしている。
よってこれがないとどうにも落ち着かないのである。
 
今日、粗大ゴミの日でダンボールも出せるのでまとめていた。
すると何かの拍子に左手の薬指から指輪が酢ポンと取れたような気がした。
触ってみるとやはりどこかにいってしまっていた。
わしはあせった。
このままなくなってしまったらどうしようと冷や汗が出た。
近くにいた妻に
「どうしよう。指輪がとれてどっかにいってしもうた。」
と半べそ状態である。
「落ち着きんさい。探してみるけぇ。」
と妻が周りをぐるりと見渡す。
「お父さん、ちょっと先を触ってみんさい。」
と妻の声。
声がする所の床を触るとあったあった、わしの指輪があったのである。
ほんまによかった。
お母さん、ありがとう。
これからもなくさないように気をつけねば。
26歳の時に結婚してからずっとしている。
よってこれがないとどうにも落ち着かないのである。
今日、粗大ゴミの日でダンボールも出せるのでまとめていた。
すると何かの拍子に左手の薬指から指輪が酢ポンと取れたような気がした。
触ってみるとやはりどこかにいってしまっていた。
わしはあせった。
このままなくなってしまったらどうしようと冷や汗が出た。
近くにいた妻に
「どうしよう。指輪がとれてどっかにいってしもうた。」
と半べそ状態である。
「落ち着きんさい。探してみるけぇ。」
と妻が周りをぐるりと見渡す。
「お父さん、ちょっと先を触ってみんさい。」
と妻の声。
声がする所の床を触るとあったあった、わしの指輪があったのである。
ほんまによかった。
お母さん、ありがとう。
これからもなくさないように気をつけねば。