盲導犬訓練所見学体験記 その2
若い指導員の車でやっと訓練所に到着。
都会を離れた山すそにあり、回りは田んぼと山と川に囲まれた田舎にある。
指導員の手引きで玄関から中に入る。
日本にある9つの訓練所の内、一番小さな訓練所だそうでこじんまりした感じである。
事務所の中を通り会議室へ。
女性の施設長さんと会う。
訓練所の歴史や盲導犬のことについて細かな説明を受け、わしもいくつか質問をする。
「全盲でなくても盲導犬の貸与を受ける事ができるのか?」
「会社で待っている時は犬はどうしているのか?」
「家に戻ってきた時の対応は?」
などなどこと細かく聞く。
30分くらいお話をして施設の案内を受ける。
別棟の訓練と宿泊棟にいく。
1階の奥は訓練中の犬がいるところで入らず。
2階の1ヶ月の共同訓練時の宿泊施設に行く。
訓練者本人と指導員が泊まる洋室と和室の2室がある。
洋室はベッドとロッカー、机と簡単な洗濯物を干す器具がある。
ベランダもある様子。
直近で訓練生が泊まったのは2ヶ月前とかで少々汚れている感じ。
広間、談話室、トイレ、お風呂などを見せてもらう。
廊下を歩いていると
「足元に気をつけてくださいね。」
と言われる。
訓練中の犬が角に横になっているようである。
館内の案内を受けて、いざ歩行体験である。
玄関を出て、白杖での単独歩行で少し離れた場所まで移動する。
わしの白杖での単独歩行のレベルを見ている様子。
8年前にライトハウスで歩行訓練受けているので最初に行くところでも、後ろから道路の様子を教えていただければなんということはない。
けんど、左は田んぼ、右側はガードレールがひいてあるとはいえ大きな川がながれているようである。
ちょっとびびる。
広い歩道がある道路まででてそこで犬と一緒に300メートルくらいの往復歩行をする。
6歳から7歳のベテランの盲導犬と、2歳未満の訓練中の盲導犬と、それぞれ5分ずつくらい歩く。
やっぱしベテラン犬はぶれることなくゆうゆうと障害物をよけて歩いてくれる。
訓練中の子は頭を左右にきょろきょろしながら時々コースをずれながらの歩行である。
わしは気付かなかったが指導員が誘導用のロープを別につけていたようである。
白杖使って道路の様子を探りながら歩くのとは違い、左手に持っているハーネスから伝わってくる感触で道路の様子を察知して歩く。
これってまったく違う感覚である。
ちょっと物足りない感じ。
わしは正面は視野が完全に欠損しているので見えないが周囲にまだらに視野が残っているので犬の様子もそれとなくわかる。
へたすると犬が方向をかえるのが見えてほんまに大丈夫かなんて思ったりする。
最後の4頭目の子と指導員との補助ロープも外して訓練施設まで歩いて帰る。
足早のこの子とは何となく相性がいいようである。
無事施設の玄関まで到着し、鼻先でドアのノブを教えてくれる。
「ありがとね。ご苦労さん。」
と頭と身体をなでてやりスキンシップをする。
一通りの体験と見学を終えて今後の申請の方法を聞く。
さてどうしたものじゃろか?
ちょっと想像していた施設とは違い、随分こじんまりしている。
経験も浅く失礼だが犬への訓練がきちんとされているのかも不安である。
それに1年に3頭しか貸与されない盲導犬を、多少は視力が残っているわしが受けていいのだろうか?
300万円近い費用がかかっている盲導犬をわしが貸与されていいのだろうか?
全盲でもっと必用とされる人がいるんではないだろうか?
ほんまにわしは日常の生活で盲導犬を必用としているのだろうか?
通勤時の往復40分の歩行の安全性を会社にアピールするだけの目的でいるのではないだろうか?
仕事が終わって家へ戻った後はペットとして家族の皆と接することができると考えていたんではないだろうか?
実際は言えでも使用者であるわし以外の家族とはベタベタと接することはできず、わしがいる前で少しなでてやるくらいのことしかしてはいけないそうである。
うーーん、もう少し本気でゆっくりと考える必要がありますねぇ?
インターネットで調べたり他のユーザーの体験談も聞いてみようっと。
都会を離れた山すそにあり、回りは田んぼと山と川に囲まれた田舎にある。
指導員の手引きで玄関から中に入る。
日本にある9つの訓練所の内、一番小さな訓練所だそうでこじんまりした感じである。
事務所の中を通り会議室へ。
女性の施設長さんと会う。
訓練所の歴史や盲導犬のことについて細かな説明を受け、わしもいくつか質問をする。
「全盲でなくても盲導犬の貸与を受ける事ができるのか?」
「会社で待っている時は犬はどうしているのか?」
「家に戻ってきた時の対応は?」
などなどこと細かく聞く。
30分くらいお話をして施設の案内を受ける。
別棟の訓練と宿泊棟にいく。
1階の奥は訓練中の犬がいるところで入らず。
2階の1ヶ月の共同訓練時の宿泊施設に行く。
訓練者本人と指導員が泊まる洋室と和室の2室がある。
洋室はベッドとロッカー、机と簡単な洗濯物を干す器具がある。
ベランダもある様子。
直近で訓練生が泊まったのは2ヶ月前とかで少々汚れている感じ。
広間、談話室、トイレ、お風呂などを見せてもらう。
廊下を歩いていると
「足元に気をつけてくださいね。」
と言われる。
訓練中の犬が角に横になっているようである。
館内の案内を受けて、いざ歩行体験である。
玄関を出て、白杖での単独歩行で少し離れた場所まで移動する。
わしの白杖での単独歩行のレベルを見ている様子。
8年前にライトハウスで歩行訓練受けているので最初に行くところでも、後ろから道路の様子を教えていただければなんということはない。
けんど、左は田んぼ、右側はガードレールがひいてあるとはいえ大きな川がながれているようである。
ちょっとびびる。
広い歩道がある道路まででてそこで犬と一緒に300メートルくらいの往復歩行をする。
6歳から7歳のベテランの盲導犬と、2歳未満の訓練中の盲導犬と、それぞれ5分ずつくらい歩く。
やっぱしベテラン犬はぶれることなくゆうゆうと障害物をよけて歩いてくれる。
訓練中の子は頭を左右にきょろきょろしながら時々コースをずれながらの歩行である。
わしは気付かなかったが指導員が誘導用のロープを別につけていたようである。
白杖使って道路の様子を探りながら歩くのとは違い、左手に持っているハーネスから伝わってくる感触で道路の様子を察知して歩く。
これってまったく違う感覚である。
ちょっと物足りない感じ。
わしは正面は視野が完全に欠損しているので見えないが周囲にまだらに視野が残っているので犬の様子もそれとなくわかる。
へたすると犬が方向をかえるのが見えてほんまに大丈夫かなんて思ったりする。
最後の4頭目の子と指導員との補助ロープも外して訓練施設まで歩いて帰る。
足早のこの子とは何となく相性がいいようである。
無事施設の玄関まで到着し、鼻先でドアのノブを教えてくれる。
「ありがとね。ご苦労さん。」
と頭と身体をなでてやりスキンシップをする。
一通りの体験と見学を終えて今後の申請の方法を聞く。
さてどうしたものじゃろか?
ちょっと想像していた施設とは違い、随分こじんまりしている。
経験も浅く失礼だが犬への訓練がきちんとされているのかも不安である。
それに1年に3頭しか貸与されない盲導犬を、多少は視力が残っているわしが受けていいのだろうか?
300万円近い費用がかかっている盲導犬をわしが貸与されていいのだろうか?
全盲でもっと必用とされる人がいるんではないだろうか?
ほんまにわしは日常の生活で盲導犬を必用としているのだろうか?
通勤時の往復40分の歩行の安全性を会社にアピールするだけの目的でいるのではないだろうか?
仕事が終わって家へ戻った後はペットとして家族の皆と接することができると考えていたんではないだろうか?
実際は言えでも使用者であるわし以外の家族とはベタベタと接することはできず、わしがいる前で少しなでてやるくらいのことしかしてはいけないそうである。
うーーん、もう少し本気でゆっくりと考える必要がありますねぇ?
インターネットで調べたり他のユーザーの体験談も聞いてみようっと。